2025/02/27

温泉ひとりたび日記 第4回「湯河原温泉」2025.2.19-20 (中編)

 こんにちは。ナッツとココです。ご主人が湯河原温泉の旅日記の続きを書いてるみたい。前回は散策から戻って宿の玄関でおかみに迎えられたってところまでだったね。お酒買い忘れちゃったってことだけど、どうなったのかな💕

 ちょっと読んだけど、まだお風呂入ったところなんだね。今回も末尾が「つづく」になってる。回追うごとに長くなっているような・・・💦  

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温泉ひとり旅 

第4回「湯河原温泉」中編

 そういえば高速降りてから湯河原温泉「伊藤屋」までの道沿いでコンビニを見た記憶がない。気づかなかっただけかもだけど。宿の近くにお酒を売っているような店もなさそう。ブルックリンとかラッキースネイクとかのビールを買えなかったのは残念。次回からは予め買っておくことにしようかな。そもそも持ち込みはダメなんだけどね。

 さて、今回の予約も部屋はお任せのプラン。文化財になっているのは本館の一部の棟。もちろんその部屋ならビンゴ。チェックインを済ますと仲居さんが部屋まで案内してくれる。後を追いながらドキドキ、ワクワク。そして着いたのは本館2階の18番の部屋。ビンゴといえばビンゴだが、ちょっと微妙。

 なぜなら両側の17番と19番の部屋については文化庁の記載でも文化財たる根拠(再現が容易でない造作)を説明しているが、その間に挟まれた18番についてはそういった記載はない。なんとなく付録みたいな感じなのである。
  一応、宿の説明書には「17番・18番・19番の棟」は大正15年建築の国登録有形文化財と記されている。説明によるとあの二・二六事件に関わりのある棟でもあるらしい。そういえば、散策途中に伊藤屋の旧別館「光風荘」があった。東京以外で唯一、二・二六事件の舞台となったところだそう。 
  話を戻すが、17番と19番は奥の間付の大きな部屋(20畳前後)なので考えてみればおひとり様が「部屋お任せプラン」で泊まれるはずもない。仲居さんもそんな風なことを言っていた。

 念のため誤解のないように書き添えるが、18番の部屋が悪いわけでは決してない。広さ10畳で広縁付き。障子にはちゃんと組子細工が入っている。手作りガラスのはまった窓は木造とは思えないほど大きい。庭側一面がまるごと窓である。木枠(格子)の組み合わせにも趣があり、至極満足できる部屋である。

 部屋のことはそこまでとして、温泉の話に移ろう。伊藤屋にはお風呂が4つある。内湯は2つで男女別。明日の朝までいつでも入れるらしい。それと露天と半露天の2つの貸切風呂。貸切の方は時間制限はあるが予約不要。要するに早い者勝ちってこと。今の時間なら他の客はほとんどいないから2つとも制覇できる可能性が高い。
 貸切風呂が気になるが、その前にやはり一杯やりたいところ。部屋の冷蔵庫を開けてみるとビール数本と伊藤屋ラベルの日本酒もある。その中から冷えたエビスの中瓶をチョイス。乾杯。
 
 浴衣に着替えて、いざ貸切風呂へ。予想のとおりまだ2つとも空いてる模様。露天の方は洗い場がないそうなのでまずは半露天から。床や浴槽は石の板張りで新しい造り。外側に塀はあるものの明るく開放的。特別な趣はないがやっぱり明るいうちから入る温泉は最高。大声で歌いたいところだが、玄関・フロントが隣接しているから音が外に聞こえそう。声を抑えて2曲くらいで我慢した。
 1回の入浴時間30分制限ということなので、身体が温まったところで露天に移ろうかなと思案。露天は壁の隣。耳をすませたが誰かが入っているような気配はない。行こう。隣とは言え、一度廊下に出なければならないので、浴衣を着なおさなければならないのが面倒。先客がいたらショックだが、、、恐る恐る隣の扉を見る。貸切(使用中)の札はかかっていない。よかったー。

 露天風呂は石組みで囲われた浴槽で、あずまや風の造り。日本人ならやっぱりこれだよなって感じ。落ち着く。何も考えず歌うのも忘れてしばらくボケーっとしてしまった。

 これで2つの貸切は制覇。残るは内風呂のみ。いつでも入れるから夜か明日の朝でもいい。とりあえず部屋に戻って一杯だ。


                つづく


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 なんとまだ中編。ついに三部作⁈ ご主人、書くのが好きだよねー。さすがに次回で終わるのかな💖

 👀画像の引用元:  冒頭及び5・6番目の画像は伊藤屋公式HP。

             

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