こんにちは。ナッツとココです。今回は高野山の最終回(多分)。車で移動するから思いのほか早くまわれたみたいだね。行く予定だったところは午前中で完了しちゃった。
奥の院は燈籠堂が工事中で残念だったけど、頌徳殿で尼さんの法話聞けたし、よかったんじゃない。
その後もいろいろエピソード要素があったけど、旅してるって感じだね。家にこもってるとこういうことはないからね。
このあとは金剛三昧院に行って、車を止めて打ち上げビールなのかな。まだ昼になったばかりなんだけどね。今夜はお寺に泊まるんだから明るいうちから飲み過ぎないようにね、ご主人💓
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まだ昼前でさすがにチェックインは無理だけど、駐車はOKということなのでありがたく直行させていただく。これで車の縛りがなくなればお酒が飲める。
町役場の駐車場でナビを金剛三昧院に設定して発進。車なら数分の距離だ。途中で路地を曲がり損ねてちょっと余分に走ってしまったが、無事参道入り口に到着。
この寺は広い通りから数百メートル奥まったところにある。徒歩の場合は通りからまっすぐに参道を進めるが、車の場合は路地を少し遠回りして参道に入らなければならない。今回は予めストリートビューで参道を確認していたが知らないとちょっと不安になる道かも。自分の場合は特にね(笑)
山に入っていく感じの参道(広い通りから入って中間過ぎたくらいの地点)。
石柱を抜けて100メートルほどまっすぐに進むと間もなく金剛三昧院。
ここを右に曲がると熊野古道の一つ熊野参詣小辺路(世界遺産)が始まる。
まだ他には1台も止まってない。平日とは言え観光客もいなさそうで静か。参道からしてそんな感じではあったけどね。表門のすぐ横の特等の場所に車を止めて、門をくぐり境内に入るとすぐ右手に案内の窓口がある。中の女性に声をかけると、宿坊のチェックインは14時から。今は特別拝観開催中で、宿泊者は無料でご本尊の愛染明王も拝観できるとのこと。
ちょうど12時。時間はたっぷりある。ならば是非、お酒を飲む前に愛染明王様にお目にかかりたい。
その旨を告げて案内のリーフレットをいただいた。
では境内を時計回りに一周。金剛三昧院といえばまずは国宝の多宝塔だ。解説はリーフレットと説明看板にお任せ。
多宝塔(国宝)
青空に映えて美しい
経堂(重要文化財)
四所明神社(重要文化財)
石畳の奥が本堂
写真左側に茂っているのは天然記念物の石楠花
階段を上って畏まりながら本堂へ。愛染明王は撮影禁止につき、お寺のHPから画像を借用。
愛染明王は顔は怖いけど、心は優しいんだそう。
NEWSPICKS
1200年のその先に ~大学生・移住者・寺院関係者
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本坊・客殿・庫裏
宿坊の建物は2階建て 客室は40室ほど
(今回は文化財ではないので
ほとんど館内探索なし)
玄関の上り口に貼られたスケジュール
泊まった部屋は玄関から左側に進み、1階フロアの一番奥の部屋。
長い廊下を進んで一番奥が今日泊まる部屋。ちなみに正面の障子戸を開けてみると、かなり年季の入った洗面所のようになっていた。
部屋の中へ
和室6畳 トイレ洗面付き
窓の外は植栽で眺望はないけど十分
布団が最初から敷かれていてちょっと狭いけど、お寺なんだから、最初からそういうサービスは期待していない。ノープロブレム。
今回の宿坊では、トイレがウォシュレットじゃない可能性を最も恐れていたけど杞憂だった(笑)。新品みたいで我が家のよりキレイ(大笑)。
実は、念のためアマゾンでポータブル洗浄器具を買って持参していたりした(爆笑)。高いやつ買わなくてよかった(大爆笑)。
本当は8~10畳の部屋を予約してたんだけど、手違いでこの部屋を案内された様子。
クレームするか悩んだが、部屋はリニューアルされてきれいだし、懸念していたウォシュレット問題は即解決したし、今回はいつもの「文化財の宿」とは違って部屋の造作・風情には拘らない旅でもあるし、、、
特に奥部屋って言うのはいい。両側の部屋に賑やかな客が泊まる可能性を考えると、むしろそれを避けられるのはありがたいくらい。
よし、この部屋でOKだ。
なんか、いつになく心が寛容になっている自分がそこにいた。これもお寺と言う非日常の環境がそうさせているなか、なんて思ったりして。
さて、この部屋に冷蔵庫はないから、さっきコンビニで買ってきた缶ビールを冷えているうちに飲んじゃおっと。
酒の肴はこのお菓子(左)で十分。ビールと甘味はよく合う。余談だが日本酒と甘味(特に和菓子)も意外と相性いい。ただし糖尿病必至ルートだ。まぁ、もうなっちゃたけどね(さすがにその飲み方、もうやってない。笑)
布団を丸めてクッション代わりにして寛ぎながらビールを2本いただいた。いつもならここで缶ビールの写真を入れて講釈を書くところだが、今回は書かない。書けない。実は写真撮ってないし何を飲んだか覚えてない(笑)
多分、YonaYonaは飲んだ記憶がある。コンビニで選んでいるときはそれなりに興味を持って選んでいるので、覚えてないということは好みの味のビールじゃなかったからだ。
昨夜の九度山の宿で飲んだ缶ビールもYonaYona以外は何だったか忘れた。まぁ、どうでもいい話だ。(どうでもいい話を書かなかったら、書くことなくなるけどね)
ただ、一言うなら、迷ったらヤッホーブルーイング(定番ならYonaYonaとか青鬼とか、最近はエイリアンとか僕君とか)を選んでおけば失敗なしっていうことだ (ヤッホー!)
さて、これでお風呂までは何もすることがない。お風呂は16時半以降入れるということなので、今から2時間半、何かする予定は何もない。何も思いつかない。いや、何もしたくない。
折角旅行に来たのに、「なんと勿体ない」と思うか、「なんと贅沢な過ごし方」と思うかは人それぞれだし、同じ人でもケースバイケースだろう。今回は断然後者だ。今はもう、ほろ酔いでとにかく幸せ。何もしなくても絶対に後悔はしないだろう(多分)。
ちなみに、この間までは、隙間時間があればとにかくiPadでゲームがマストだった。でも、一番時間を費やしていたネトゲの一つをつい最近卒業したのだ。微課金ながらもゲームのサーバー内でNo.10入り(最高順位8位)を果たして有終の美を飾ったのだ(自慢)。
他にも6年近く続けているゲームがある。こっちは課金相応にかなり強い(なんとサーバー内No.2)。なのでルーティン(レベル上げとか)に時間を浪費する必要がなく、当分続けるつもり。
なんか、そのつもりはなかったけど自慢話になってしまった。
そうこうしている間に(というか何もしない間に)、時刻は16時半。お風呂の時間だ。お風呂は温泉ではないが、予めググったネット情報によるとリニューアル済で、広くて、清潔という高評価。そそくさと準備して直行。
暖簾をくぐって脱衣場へ。誰もいない。独占だ(温泉ではないので独泉ではない)。
確かにきれいな浴室だ。多分自分が一番湯だろうけど、お湯も循環しているようで安心。
温泉じゃないけど、これはこれでいいんじゃない、って感じだ。一応、誰も来なそうなのでハマショーと町田義人と大瀧詠一を一曲くらいずつ歌って切り上げ。
洗い場も4つ(うろ覚え)。浴槽も3,4人は足を伸ばして入れる広さ。でも、そんな人数で入りたくないけどね。
バスタオルとか歯ブラシとか、ヘアドライヤーもちゃんとある。アメニティーに拘る人はなんだかんだ言うかもだけど、自分には「金剛三昧院の宿坊って期待以上でなかなかいいじゃん」っていうのが印象だ。この「期待」っていう判断基準をどこに置くかが難しいんだけどね。
風呂を出たら次は夕食だ。夕食は精進料理。楽しみ。17時半からだからもうすぐ。部屋に戻って、それなりに身なりを整えて食事会場へ。
ちなみに風呂場の手前に自販機コーナー。別の場所にもう一台ある。
ただしアルコール飲料はない。
あと、この場にはいないが数人の外国人グループを見かけた。もっとお客さん多いと思っていた。まぁ、少ないほうがありがたい。コロナ全盛のときは部屋食だったというから、希望をとってくれるなら、そっちに挙手だ。
座ると、早々に給仕の女性が暖かいお椀(お吸い物)を持って来てくれた。
この宿坊ではお酒も飲めると聞いていたので、熱燗を所望。ちなみに瓶ビールも頼める。
なお、宿坊によってはお酒の提供がないところもあるそう。そういう宿坊を選ばないよう酒飲みは要注意だ。
ボリュームもありそう。
高野豆腐の煮たやつが旨味が染みていて絶品だった。
「そうめんの量が多いね」って声が遠く離れた席の女性グループから聞こえてきた。確かに。でも美味い。
部屋に戻って、時刻はまだなんと18時半。温泉なら何度でもありだけど、普通のお風呂だしね。で、当然飲み直し。いつものようにお酒(よく覚えていないが、ビールは既に飲み切ったので多分JimBeamのミニボトル。この酒は安いわりに飲める。旅のお供にコンビニで時々買う。)を飲みながら、眠くなるまでiPadでアニメだ。
なんと、そのまま寝落ちしたらしい。その後のことは覚えていないが、睡眠アプリ見たら20時に入眠になってた(笑)。起床の記録は5時。ちゃんと布団にくるまってた様だから、その時点ではしっかりしてた(多分寒かった)ってことかな。酔っ払いのアルアルだ。昔はこれでよく風邪を引いた。
アプリの記録では5時に起きたことになっているけど、しばらく布団でゴロゴロしてたかボケーとしていたに違いなく、朝のお勤めに行く頃(6時ころ)からの記憶しかない。ということで、記憶のある所から再スタート。
6時過ぎに宿坊の部屋を出てお寺へ。外は青空。寒いくらいの気温で身が引き締まる。でも爽やか。長袖にしてよかった。
ところがまだ表門が閉まっているではないか。どうしたものか。すると、お膳を両手で掲げた若いお坊さんが脇の方からこっちに向かってくる。よかった。
「おはようございます。朝のお勤めに参加したいので、開けていただきたいんですけど」とお願い。
お坊さんは傍らの台にお膳を置き、すぐにギ―ッギ―ッと重そうな音を立てながら門を開けてくれた。お膳の準備優先で待たされるのかなと思っていたので、意外にもすぐの対応でうれしいビックリ。「あなたはきっといいお坊さんになれるよ」と心の中で応援した。
朝のお勤めは6時半から。まだ少し時間がある。境内は静寂。折角なので動画を撮ってみた。写真で取れなかった「六本杉」もしっかり記録できた。
多宝塔~六本杉~本坊・客殿
そろそろお勤め(勤業)の時間が近くなってきた。他の宿泊の皆さんも集まってきた。外国人4人グループも参加の様だ。お勤めの会場は護摩堂。位牌堂を挟んで本堂の横だ。
本坊(大広間)の玄関を上がって、縁側を進む。大広間には華やかな襖絵(重要文化財)や色鮮やかな衣が飾られ目を楽しませてくれる。(写真はHPより)
さらに進んで護摩堂へ。椅子が20脚くらい用意されている。そこはやっぱり最前列に着席。
30分程度で京奈和へ復帰。その後は順調。でも1時間ごとを目安に休憩を取りたいのだがうまくいかなかった。一回SAやPAをやり過ごしてしまうと次までが長いのだ。第二東名などに慣れていると厄介だ。例えば第二東名の新静岡~浜松間は1時間程度。この間にSA、PAが①静岡、②藤枝、③掛川、④遠州森、⑤浜松の5つもある。いつでも休める安心感ある。
静岡県に入って雨が本格的に。まだ残り1時間。頑張りすぎないよう「NEOPASA浜松」って、SAだかPAだか分からないような名前の施設でも休憩。一体どっちだ? 時刻14時ちょっと前。