こんにちは。ナッツとココです。今回も湯河原温泉の旅日記の続きだよ。
もう帰ってきてから2週間経つんだね。前回(中編)は伊藤屋の2つの貸切風呂に入り終えたところまでだった。このあとの夕食や翌日の帰りのこともあるから、まだたくさん書くことありそう。忘れないうちに早く仕上げたほうがいいよ、ご主人💕
そろそろかなと思っていたところ、ちょうど部屋の電話が鳴る。さあ、お待ちかねの夕食だ。食事処は新館の1階。半個室とのことで客ごとに障子の衝立で仕切られている。一応視線は気にしなくてもいいが、しょせん簡易な衝立。話し声はよく聞こえる。特に隣の客の声が大きい。持ち込んだiPadの音が全然聞こえない。イヤホンを持ってくるべきだった、、、でつい音量を上げてしまった。すかさず仲居さんにお𠮟りをうけてしまった。スイマセンでした。おひとり様の悲哀。話し声は大きくても受忍するしかないということか。しゃ~ない。反省。 さて、夕食は月替わりの献立。旬の食材・山海の幸を使ったこだわりの料理とのこと。そしてお酒は予め決めておいた「湯河原で飲むならこれ!」と宿でお勧めの地ビール。その名も「湯けむりペールエール」。HUMANSBEERという醸造所なんだとか。その後は湯河原限定清酒「花さがみ」本醸造。これまたスッキリとしていて料理によくあう銘酒。最後のデザートまで料理も完食。満足の料理とお酒であった。
殿方用の浴槽はタイル張で片側に天然岩石(真鶴の赤石というらしい)を豪快に積み上げた造り。タイルの水色に石の赤が映える。何かをイメージしたものなんだろうか。もしかしたら海に流れ込む溶岩だったりして、、、
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部屋に戻って早速冷蔵庫を開ける。ビールもいいけど、来た時から気になっていた伊藤屋ラベルの日本酒を選択。一合瓶の中身は富士宮の銘酒「富士錦」本醸造。冷酒だからサラリと飲める。夕食は18時。まだ2時間近くある。いつものようにiPadでゲームやりながら夕食を待つことにする。気が付けばお酒がなくなっている。うーん、飲み足りない。あと1時間。食事まで待った方がいいと思いながら、結局誘惑に負けて冷蔵庫からビール中瓶を追加。

部屋に戻ると布団を敷いてくれてある。ほろ酔いでいい気分。ちょっとゴロリ。幸せな時間。でも、このまま寝落ちすると、やりかけのゲーム(ストームショット)がやばいことになる。基地に防御シールドを張っておかないと敵に攻撃されてしまうのだ。気合を入れなおして、しばしシールドの設定に集中。なにしろ全部で8つのアカウントを使っているから、シールド張るだけでも結構な手間と時間がかかるのだ。
おかげで終わるころには目が冴えてしまった。満足したはずのお酒ももう一杯飲みたい気分になってきた。飲み過ぎかなとも思い、今日これまでにどのくらい飲んだか振り返ってみる。ビール中瓶3本と日本酒2合ちょっと。少なくはないけど、飲み過ぎでもない⁈ まだ20時だし、チェックアウトは10時だし。よし、もう少し飲んでも大丈夫だ。冷蔵庫には瓶ビールと缶酎ハイ。つまみも柿の種の缶入りが入っている。ということで、iPadでアニメを見ながら各種1本ずつおいしくいただいた。
なんとなく肌寒く感じて、時計をみると21時。障子を隔てた広縁の方から少し冷気がくるようだ。木造で、あれだけ窓が大きいならさもありなん。なかなかエアコンも重労働だ。
明日の朝食は8時半。そのまえに、まだ入ってない内風呂に入ることも考えるとそろそろ寝てもいい時間。iPadのアニメをそのまま枕元に移しBGMにして布団をかぶった。
翌朝目覚めたのは6時半ちょっと前。スマホのアプリで睡眠記録を見ると就寝は21時10分で睡眠時間8時間余。夜中に2回、計1時間程度起きていた記録になっている。スコアは80点で「昨夜の睡眠の質は比較的良好でした」という評価だ。まあ、平均でも80点を超えてるからいいスコアでもないんだけど。相変わらず深い睡眠の持続性はよくない。
さあ、朝風呂。まず内風呂だ。貸切風呂は7時からだから、もし空いていたら、もう一度はいろうかな、と思いつつ、部屋から廊下へ。やっぱり寒い。早く温泉に浸かりたい。
内風呂は男女別。脱衣場に入ると同年代くらいの先客が一人いたがすぐに出て行った。出がけに「この宿寒いね」とあいさつ代わりに話しかけてきたので、苦笑しつつ、「まあ、文化財の宿ですからね」と返しておいた。「いやなら、こういう宿に泊まっちゃいけないよ」とは思っても禁句。

さて、身体も温まった。そろそろ7時になったころ。そそくさと浴衣を着なおして、内風呂を出る。運が良ければ貸切に入ろうと期待したが残念。一方は扉に貸切中の札。もう一つの方も扉を開けて男の客が立っている。念のため聞くと奥さんを待って今から一緒に入るのだそう。それじゃあ、しゃ~ない。部屋に戻って、帰りに寄っていくところ(観光)を考えながら朝食を待つことにする。
iPadで湯河原の観光案内を検索。行きたいと思う場所がなかなか見当たらない。宿から車で4,5分のところに五所神社と福泉寺の首大仏なるものがあるらしく、そこに行くことに決めた。おみやげは小梅堂の「元祖きび餅」がおすすめらしい。宿の茶菓子にも出してくれてあった。しかも、なんと小梅堂の本店は宿の隣。ここから小梅堂を挟んで宿の駐車場なのだ。後から寄って行こう。
朝食を食べ終わり部屋に戻ると、すでに布団を片付けてくれてある。浴衣ではスース―してちょっと寒い。チェックアウトの10時まではまだ時間があるが着替えておくか。お茶を飲みながら、ゆっくりと帰り支度開始。
10時少し前にフロントでチェックアウト。請求明細の飲み物の確認の際には苦笑。やっぱり飲みすぎかな⁈ ついでに小梅堂に寄ってみやげを買う予定だと告げると予期せぬショックな返事が、、、「今日は木曜だから小梅堂さんは休みですよ」。え~っ! お菓子は宿にもおいてないとのこと。残念無念。それじゃあ、しゃ~ない。帰りながら別のみやげを考えるか。
休みの小梅堂を横目に駐車場へ向かう。ナビに「五所神社」を設定して出発。数分で到着。ここは御神木の楠がパワースポットらしい。湯河原町の指定天然記念物にもなっているようだ。小さな神社なので鳥居から境内を一周しても時間はかからない。駐車場に戻ると車が増えている。平日の朝でもそれなりに参拝客があるようだ。
次の目的地は「福泉寺の首大仏」。ナビに所在地を入力。熱海市泉。熱海と湯河原の境付近らしい。車を走らすこと数分。ナビが案内するのは狭い脇道。さらに「この先幅員減少」の標識が見える。ご丁寧に道の両端に鉄柱があり「通れるものなら通ってみろ」と脅迫している。普通車1台がやっと通れるくらいだ。観光客が通るような道ではないように思える。道を間違えたかも。このまま先に進んでUターンできなくなったら困る。ひとまずバックして元の道に戻って地図を確認。
ナビには「福泉寺」の表示はないが、地名は熱海市泉と出ている。脇道に入る手前を注意深く見回すとちっちゃく福泉寺の文字と矢印の看板があった。小さすぎ。これじゃあ気づかないよ。さっきの脇道を鉄柱に注意しつつ進行。なんのことはない。そこから数十メートル先に目的地はあった。大きな石板に「福泉寺」とある。石段を登って境内へ。なるほど肩から上の大仏さま。高さは2.5メートルで陶製なんだそう。茅葺の本堂も趣がある。無事たどり着いてよかった。
さあ、あとは帰るだけ。天気もいいし、時間もあるから熱海ビーチライン経由で帰ることに決定。みやげも熱海駅付近で探そう。ナビの案内で順調に熱海ビーチラインに進入。湯河原パークウェイと違って、こっちの眺めは最高。景色を楽しみながら安全運転でのんびり。後続車にはハザードランプ出して先に行ってもらう。
ところが終点で有料道路を出るととんでもない渋滞が待っていた。全然先に進めないのだ。数メートル動いては止まり、また数メートルで止まりの繰り返し。歩行者にどんどん追い越される。なんと有料道路を出てから駅の手前の交差点までに30分以上かかっている。この先は右折すると駅、帰るなら左折。車も多いが、観光客。特に学生っぽい若者の歩行者が道にあふれている。そうか。もう春休みなんだ。熱海で土産探しは考えがあまかった。この調子だと寄り道してたら帰れなくなりそう。ここは左折の一択。その後もさらに渋滞が続いた。梅園を過ぎたころから歩行者が徐々に減り、やっと渋滞も解消されてきた。駅手前の交差点からすでに1時間近くなる。それでもまだ車は多い。
熱海の峠を越えてからは車も少なくなり順調。長い下り坂が続くのでマニュアルに切り替え、エンジンブレーキを多用。とにかく安全運転だ。三島から縦貫道に合流してそのまま第二東名へ。往路と同様、駿河湾SAで休憩を兼ねてみやげ探し。お腹は減ってないので昼ご飯はパス。まずは熱海プリンがあったのでお勧めと書かれていた5種類をゲット。その他にはエビせんなどお菓子を数品。
その後も時速100キロ以下の安全運転に徹し、15時半に無事帰宅。
次回の予定は3月。江の島、岩本楼だ。文化財のローマ風呂が待っている。
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やっと書き終わった⁈ なんとも大作だね。ご主人、お疲れ様でした💖
次回も安全運転でね。
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