信州 小谷温泉
「大湯元 山田旅館」
1泊目
今回も2泊3日のひとり旅。
でも、いつもとはちょっと違う。同じ歴宿の温泉旅館に2連泊なのだ。
湯治というには短いけど、この歴宿巡りを始めて2年経つけど連泊はお初。
最終目的地の小谷温泉(小谷村)は信州白馬村の北隣。新潟県の糸魚川とも接している。
白馬と言えばスキー。若いころは何回も行った。
もう35年くらい前のことだ。
グーグルマップによると小谷温泉までは車で正味約4時間強。
休憩を入れて5時間半くらい。
今日は日曜日だから渋滞も少しあるかも。
さて、当日。今日も天気ヨシ。
早起きして洗濯ものを干し、後は奥方に託す。
準備万端で8時30分出発進行。
まずは「道の駅なんぶ」 9時30分
やはり日曜日。既にとっても賑やか。
キッチンカーのお姉さんから淹れたてホットコーヒーを調達。
スマホを車の中に忘れたので、戻ってフロントガラス越しに記録写真パシャリ
続いて八ヶ岳PA 10時30分
梓川SA 11時15分
「道の駅 白馬」について一安心 12時45分
食堂は結構賑わっている 日曜日だからね
食券買う列に並んで、さらに出来上がるまでに20分近く待たされてしまった
ざるそば OR かき揚げそば 迷ったけど結局これ
天ぷらが最初から乗ってるとソバの味が全然分からないけどね
まぁ、好きなものはシャアナイのだ
さて、宿に向かうにはまだ早い。
ならば、寄り道候補筆頭の「青鬼(あおに)集落」へ行こう。
「青鬼集落」は重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)なのだ。
宿に向かう国道から脇道に入ったところに位置する。
事前にグーグルマップで国道沿いに標識が出ていることを確認済。
そんなこともあってナビなしで行けると妙な自信があった。
その時は、、、
、、、で結論から言うと迷ってしまった。トホホ
道の駅から20分とかからない距離のハズだが、脇道の入り口を通り越してしまったり、その後も方向を間違えたりして、その倍以上かかってしまった。
散々迷ったあげく、「このままだとたどり着けないかも」とやっと思い直して、ナビの力を借りて、なんとか到着。
白馬村「青鬼集落」14時到着
駐車場に置かれていたマップ
据え付けの集金箱に協力金も投入
途中にバリケード
自分で開閉して通行できる
閉め忘れは厳禁
「青鬼の棚田」 その向こうに白馬のスキー場が並んで見える
これは「青鬼下堰」というのだそう
これがあっての棚田だ
青鬼神社 これはもう行くしかない
なかなか石段が長い
参拝
下りの石段 苔に覆われてるからスリップ要注意
石段の途中から
以上「青鬼集落」 探索終了 14時30分
ここから宿まで30分くらいだから、ちょうどいい時間だ。
ところが、またやらかしてしまった。
小谷温泉へは国道から分岐して県道で山道を上って行くのだが、その分岐(交差点)を通り越してしまったのだ。言い訳はある。
トンネルとトンネルの間の30メートルほどの短い区間が交差点になっていたのだ。信号が赤なら気づいたんだろうが、ちょうど青だった。後続車もいたからあまりスピードを落とさず、標識に気づいた時には遅かった。ナビもトンネル内のせいなのか音声案内がなかった。しかも行き過ぎてしまうとトンネルと洞門が長く続いているので大幅な時間ロスになるのだ。今日何回目かのトホホ。
青鬼を出て1時間後「山田旅館」に到着
時刻は15時30分
山田旅館は期待通りの外観。いつもなら早々に撮影会を開いちゃうところだけど、すでにチェックインできる時間なので、とりあえず館内へ。
玄関の戸を開けると、すでに宿のスタッフが二人待ち構えていてくれた。
若いお兄さんとお姉さんだ。ちなみにこの宿のスタッフは若いお兄さんが多い。
オール日本男児だ。最近はどこへ行っても外国人スタッフが多い中、珍しい。
なぜなのか疑問に思って後から聞いてみた。
なるほどの答えだった。(答えは後ほど)
フロントで宿帳に記入。お姉さんから食事の時間などの説明を受けて、部屋への案内はお兄さんが担当。
今回予約したのは新館の部屋。新館と言っても大正建築だ。
なんてたって本館が江戸時代の建築だからね。
もちろん本館も新館も文化財。
山田旅館のパンフ
このパンフには件の「交差点の見落とし」について注意書きが載っていた。
ワレだけじゃない。みんなやらかすんだろうね。
部屋にあった綴り
玄関・フロントがあるのは本館。本館から廊下で新館に繋がっている。
その間に男女別の内湯がある。そこを過ぎると新館だ。
先導のお兄さんの後をついて新館の階段を上り、案内されたのは2階の奥まった側の部屋。
特に興味を引く造作などのない6畳の和室だ。
もともと内装に拘った建築ではないことは承知の上だから問題なしなのだ。
山田旅館の魅力はもちろん「温泉」。名湯百選にもなっていて泉質保証付きだ。
でも、ワレにとっては建物の方が大事かも。
山中にポツンと一軒宿でありながら、複数の棟が連なり、レトロな街並みの風情も醸し出している。
ってことで、部屋のことはともかく、まずは外の探索だ。
建物の配置が分かりにくいので、部屋にあった避難経路図を参考に載せておく。
狭い公道から、このスロープを上って敷地に入る。
左の建物が本館、向こうに見えるのは新土蔵
スロープから見た本館
土蔵
パノラマで撮ってみた
ちょっと土蔵の方に進む
本館玄関
右側の2階建ての棟は「長屋(宿では明治棟と呼んでいる)」
明治建築であり、本館と浴室棟に挟まれていながら、この部分は文化財になってない。
宿のHPによると明治棟の部屋は完全リニューアルって書いてあるから、その関係かな。
まぁ、文化財をとるか、リニューアルをとるか、難しい選択を迫られたってことだろうね。
玄関のガラス戸を開けると壁に文化財プレート
雪国だから玄関が風除室みたいな構造
奥に土間が続いていて、座敷が数室並んでいる
奥のお座敷
手前の座敷 囲炉裏もある
正面がフロント(受付)
フロント側から見た座敷
ここの時計は永遠に8時2分前
実際には16時ちょっと前なのだ
風除室みたいになっている玄関タタキ
正面も戸を開けるとカウンターのあるフロント(会計)になっている
ここは自販機のある休憩室(棟でいうと長屋の左端)
「浴室棟」の手前
(長屋には玄関近くに「欅」というラウンジもあるが、この時は撮り忘れたので後ほど)
ここから「浴室棟」 男女別の内湯の入口が並んでいる
もう少し廊下を進むと「新館」になる
この廊下は別館、さらに露天風呂へと続く
新館の階段を2階まで上がり、、、
浴室棟の2階へ行ってみる
本館への廊下が続いている
左の部屋は宿泊者専用の休憩室
浴室棟から長屋の棟へ
棟が違うので境に段差(階段)ができている
廊下の左側はリニューアルされた客室が並ぶ
格子戸がイイ感じだ
廊下をさらに進み、ここから「本館」の2階
1階フロントに下りる階段
3階へは通行禁止
本館の客室が並んでいる
天井が低く、室内はほぼ昔のままらしい
この看板が雰囲気を出している
奥(本館の右端)から見るとこんな感じ
長屋の2階廊下
浴室棟の2階の休憩室
広くて居心地がよさそう
新館に戻って3階に上がってみる
階段手摺の支柱には凝った細工が施されている
3階の窓から見下ろすと土蔵の赤い屋根が見える
階段を下りる
新館2階廊下
ワレの部屋は廊下の突き当りを右折して、、、
右の部屋
この先を進むと共同のトイレと洗面所
ここがワレの部屋
新館の廊下の壁や部屋の戸などはリニューアルされている
68号室
内装も部分的にリニューアルされていてキレイ
掃除も行き届いている
6畳一部屋だから予め布団が敷かれていると狭く感じてしまう。
この写真は広縁から撮ったので写ってないが、広縁が付いているのはありがたい。
ちなみに宿に来てから知ったけど、8畳の部屋もあるらしい。
今更だ、シャアナイ。
以上で、屋外と館内の探索はひとまず終了。
では温泉だ。
浴衣に着替えて、まずは外湯から攻めよう。
新館1階の館内図
外湯に向かう途中の廊下にある飲泉所
ここを通るときは必ず数口飲んだ
糖尿病にもイイらしい
別館を通り抜けてこの先が外湯
男女別 入れ替えはない
外湯の内湯
独泉
ここのお湯が一番熱かった
そして露天風呂
見た目 雰囲気サイコー
もちろん独泉
源泉ダバダバドバドバ
眼下に狭い公道
この狭さなのに乗り合いの大型バスが通っている
本館の方を見るとこんな感じ
スマホ持って湯から出たり入ったり
ちなみに湯温はちょっと低め
満喫
ここは日帰り入浴客用の玄関
続いて元湯に行ってみる
ここも男女別で入れ替えはない
期待通り独泉
浴室内はこんな感じ
浴槽の縁にある木製の枕は位置を動かせる
手前のステップになっているところに持ってくればゴキゲンな寝湯ができる
脱衣室から見た浴室
「男ゆ」の文字は貼り紙みたいに見えるけど、廊下側の戸の文字がガラスに反射したものだ
部屋に戻って風呂上がりの一杯
「青鬼集落」で「青鬼」缶ビールを飲めればよかったんだけど
さすがに車の運転があるからね
チェックインのときにお姉さんから説明があったんだけど
ハネアリが大量発生中らしい
広縁の窓からはこんな眺め
左に「薬師堂」、右に「新館」
中央が「浴室棟」で、その屋根越しに「本館」がチラリと見える
なんとも複雑
時刻は17時30分。夕食の時間だ。
食事会場は別館1階の広間。
配置を見ると5,6組のお客さんがいるようだ。
最初のセット
お品書きはなく、お兄さんが一品ずつ説明してくれた
見ての通りの料理だ
飲み物は自家製の「生どぶろく」を所望してみた
まぁ、万が一甘くても、食前酒だと思って一気に飲み干せばいい
そう思っていたけど意外と甘くはない
米の粒がそのままって感じ
これが「生どぶろく」の「生」たる由縁かも
悪くない
海の幸
隣が新潟の糸魚川ってことは海も近いってことだ
天ぷらが来た
揚げたてでホクホク
続いてビール 白馬クラフト
IPAを期待したけど、バイッェンだった
好みの味かどうかと問われれば、残念ながら「否」
ならば日本酒だ。
「大雪渓」を熱燗でいただく
最後の仕上げ
満腹 満足
時刻は19時前。そろそろ薄暮の時間帯。
この時間が一番イイ写真が期待できる。
腹ごなしを兼て道路の方までフラフラと散策
バス停のドラム缶製待合所
グーグルマップのストリートビューでは見なかったから、最近設置したらしい
塗装も中もキレイで新しそう
バス停から見るとこんな感じ
イイ感じの薄暗さになってきた
でもまだ明る過ぎだ
玄関の中に戻って、もう少し暗くなるのを待つ
待つことしばし
これぞ薄暮って感じになった
撮影再開
いい写真が撮れそう
以上、夕景撮影会
このあと部屋に戻って、温泉へ
この写真は元湯へ入ったことの覚えだ
これ以降の写真がないから、そのまま爆睡したってことだ
翌朝 外の明るさで目が覚めた
障子戸を開けてみると、空が赤く染まっている
キレイな朝焼けだ
実際にはもっと仄かな色だけど、写真だとこんな感じに赤が濃くなってしまう
まぁ、スマホの限界かな
これはこれで、キレイだけどね
以上、朝焼けの空 時刻は5時少し前
ちょっと肌寒いので温泉で暖まりたい
外湯は6時からなので、元湯の一択
湯から戻ってきて布団でゴロゴロ
スマホのアラームで気付いたら7時30分。
もう朝食の時間だ。
朝食も夕食と同じ会場、同じ席
玉子は温泉タマゴ
そして連泊の特権「朝酒」
「男山」の熱燗を所望
旅館で朝酒なんて、いつ以来だろうか
若いころ、職場の親睦旅行って言うのが毎年あって、そういう時は上司に合わせて自分も飲ませてもらった記憶がある。
とにかく大満足の朝食になった。朝酒サイコー、連泊バンザ~イ
以上、朝食までを1泊目とする
歴宿巡りの温泉一人旅 2泊目へ続く