今回は箱根塔ノ沢温泉。5月に奥方様と「環翠楼」っていう歴宿に泊まったけど、今回はボッチでその向かいの歴宿なんだって。
露天風呂が付いてる部屋らしいから、今日も楽しみだね、ご主人💟
* * * * * *
最近は行先の歴宿(文化財の宿)選びにちょっと苦戦している。まぁ、近場の候補は大分「済」の字で埋まってきたからね。
そんなこともあって、ネット見ながら行先を思案していたところ、この宿はおひとり様OK、かつ、露天風呂付の和室が一泊二食でリーズナブルどころか、「破格」って感じだった。で、飛びつくように予約した次第。
予約の経緯はともあれ、「環翠楼」と向かい合わせで同じ時代を歩んできた老舗温泉旅館。どんな宿なのか楽しみだ。
まずは文化財DBで歴宿「一乃湯」の予習。
なんと、木造4階建てで、地下まであるのだ
それでは主夫の朝のお勤め(洗濯)を済ませて、出発!
我が家を11時ジャストにスタート
雲は多いけど、梅雨にしては上出来の天気
新東名 駿河湾沼津SA 11時40分
ちょっと早めの昼ごはん
お腹が空いていたのでつい豪華になってしまった
「ごちそうさま」の後はちょっと2階へ
ヤッホー! ラブライブ
2階の展望台から
天気イマイチでも伊豆半島が意外と見えた
ちなみに2階にはこの奥にプレミアムなトイレがある
しかも無料だよ
13時ちょうど
ここは何度も前の道を通り過ぎてるけど
まだ入ったことのない(多分)
ボッチのジジイだから
ちょっと恥ずかしいけど寄ってみた
窓口でチケット ゲット
30周年だとのことで「記念ブックマーカー」をもらえた
このブックマーカー(栞)は透かして見るとキラキラでキレイ
エントランスで迎えてくれたクリスタルのアジサイ
早速 オシャレ
はじめて来たけど、建物や池なども
なかなかイイ雰囲気
この際 ボッチジジイってことは忘れて
園内&館内徘徊スタート
収蔵品展の「驚異の部屋」っていうのをやってた
これはポスターのメインンビジュアルになってるオブジェ
グラスの足がスゴイ!
これもナカナカ
ラッキー
ちょうど13時半からやるらしい
席も演者の真横みたいな席が空いていた
そんなに期待していなかったけど、よかった!
否、スゴクよかった‼
やっぱ、ライブはイイねー
演奏15分って書いてあるけど30分はやってくれた
しかもこの席は当り。真横で絶妙な指の技巧を見せていただいた
バイオリンだから普通は弓で弾くんだけど、こんな風にも使うのかって初めて知った
とにかくバイオリンの絃はもとより、弦以外の部分(本体)を指ではじいたり、こっすったり、いろんな技巧で様々な音を演出してくれた
楽器にマイクを付けているからの集音効果(音響⁉)はスバラシイ
また、この演者は年配だけど、相撲の力士のような体格
それにもかかわらず、サービス精神旺盛で、巨体を揺らしながら車座になっている観客席を移動(着席を転々と)しながら演奏してくれた
エンターテインメント性バツグンだった
ワレは存じ上げないが、名のある演者のようだからあの技巧は単なる小手先って訳でもなさそうだ
とにかく予想外にいいものを見せて、聴かせていただいた(嬉)
引き続き、館内徘徊
一通り展示を見て、ミュージアムショップを覗いてみる。
テンション高くなっていたから、「何か買っていこうかな」なんて買う気満々で物色。
ビールとかワインのグラスでイイのがあればほしいんだけど、
イイなって思うのは、一桁多かったりする
ショプを行ったり来たりして、やっとお値段手ごろなグラス発見。
土産にいただいた。早速帰ってからの楽しみが増えた。
(グラスのお披露目は最後の方で掲載)
その後も時間調整を兼ねて園内を徘徊
本物の花もキレイ
時刻は14時を回った。
そろそろ宿のチェックインにちょうどいい時間だ。
以上、ガラスの森美術館
工事による渋滞が少しあったけど、ほぼ見込み通り15時に塔ノ沢に到着。
ところが、最寄りの駐車場がことのほか狭く、駐車に難儀
交通量の多い沿道のため、一旦、駐車所に頭から入れてから、何度もハンドル切り返して方向転換 まぁ、実際には数分のことだけど、既に止めてある車もあったから、とっても神経使うのだ
やっと駐車し終えて本日の宿「一乃湯」を駐車場からパシャリ
橋を渡って玄関へ
正面
重厚な玄関の扉の取っ手
時代を感じる
フロントでチェックインして部屋へ
部屋へは仲居さんなどの案内はないスタイル
布団敷くのもセルフということだから、こういうとこもコスパ優先の宿って感じだ。
ワレの部屋は1階の「松」
大浴場の傍だ
フリードリンクのビールサーバーが近くにあるのは嬉しい
とりあえずビールを軽く一杯いただきながら
部屋をざっと見分(詳細はのちほど)
一通り確認したら、客の少ない今のうちに館内探索だ
まずは事前にネットで調べておいたレトロっぽい箇所を探索
2階、3階の部屋はこんな感じでいい雰囲気
共同トイレの扉もレトロ
バックヤード
天井もイイ
増改築を重ねて来たって感じの複雑な構造
1階から2階への階段踊り場
とりあえず、これで一回り
探索を一旦切り上げて部屋に戻る
さて、我が「松」の部屋へ
残念ながら2,3階の部屋のような玄関庇などの趣はない
(写真は再掲)
まぁ、今回はこの宿が歴宿(文化財の宿)ってことを前提に、部屋の造作はあまり考えず、露天風呂付きの部屋が「破格」の値段だったので速攻で予約しちゃったからね。
でも、さっきの探索で「2階とか3階の方が趣があって、そっちを予約すればよかったかも」と少々後悔の念。
まぁ、まだ来たばかりだし、今更そんなこと考えてもシャアナイ。
踏込みは黒豆のような玉石の三和土(タタキ)
向かいの奥にトイレ
三和土を真上から
ここも凝ってるよネ
先日の「凌雲閣」の三和土もこんな感じだった
和室は一間だけど10畳ある
床の間とテレビが邪魔だけど違い棚もある
床脇の壁の装飾や天袋と吊り棚も
古いけど凝った造り
こちは広縁
広縁って言うには広すぎるかも
外には露天風呂があって 早川がよく見える
しかも、早川が鋭角に急カーブするところの角部屋だ
左は激しい急流、右は静かな流れ
もしかすると一番の眺望かも
(冒頭のグーグルマップ写真でみると、赤枠が「松」の部屋
青色の枠が難儀した駐車場だ)
一応、内湯もある
風呂も洗面台もモザイクタイルが細かい
一見、スゴク良さそう
おそらく建築当初の造りは相当オシャレだったんだろう。
これが「どうして破格⁉」って感じ
でも、写真では分かりにくいけど、よく見ると経年劣化(汚れ・傷み)の感じが前面にでている。
ワレはこれまでにいくつかの歴宿に泊まってきた。歴宿にもいろいろあって、キレイにリニューアルしている宿もあれば、ほぼ手を入れず昔のままの部屋の宿もある。
ワレの個人的な好みは、「昔のままの趣を残しつつ、維持管理&快適性担保のための最小限のリニューアルは必要悪だからシャアナイ」ってのが理想。
その経験でいうなら、この程度の経年劣化の宿もいくつかあった。快適性を担保できるかどうかは古くてもちゃんと手を入れているかどうかだと思う。
ついでに言えば、古いものを大切に維持管理して、快適に過ごせるようにするには非常に手間とお金ががかかるハズだ。だから、ワレはそういう宿に泊まるときは、コスパはあまり考えないようにして、寄付のつもりで宿泊料を払ったりしてる。
もちろん、同じ宿の同じプランの宿泊を旅行サイトで比較して、最安で予約するってなことはやってるし、今回の様にコスパのよさ(破格⁉)に飛びついてしまうこともね。
それにしても、この部屋の造りを考えると、もう少し手を掛ければかなりいい部屋になるハズ。実にもったいない使い方だと思ってしまう。
ちょっとしたことだけど、窓のカーテンなんかも、古いのはシャアナイとして、サイズが全然合ってなかったりする。こっちに引っ張るとあっちが空いちゃうってな感じ。
いっそ、無い方がイイんじゃん(笑)
とにかく、古い建物の管理って難しいっていうことだ。
泉質分析表
16時に貸切風呂を予約をしたので今日の一番風呂はそっち
ワレに与えられた時間は30分
大理石の浴槽はオシャレでよかった。でもここに下りる階段が飾りっ気のないコンクリートブロックみたいな感じ。湯船に浸かっているとどうしても視界に入る。折角のオシャレな浴槽が台無しに感じてしまう。
折角なら見た目を工夫した方がイイかなというのが感想
重ねて言うが、大理石の浴槽やお湯はとってもよかった
そのまま、隣の大浴場へ
浴槽が若干狭いけど湯温もちょうどよくてイイ湯でした
ちなみに先客が一人いて、独泉ならず
写真も撮れず
その先客は、ワレが入って出るまで(約10分)ずうーっと身体を洗っていた
ゴシゴシタオル(多分)で背中は真っ赤だった
部屋に戻る途中
廊下の掲示 一乃湯の変遷
上の2枚の写真と絵を見ると、「一乃湯」と、道を挟んだ「環翠楼」とがライバルの如く、いい意味で競り合いながら歩んできたって感じが伝わってくる。
「松」へ戻って部屋の観察
天井
竿縁に竹が使われている
ガタがきてるけど一応雪見障子
障子欄間 開けようと思えば開く
見た通り 竹
これも竹
18時 夕食だ
会場は4階の広間
4階の広間脇のトイレ
広間
格天井 格間がちょっと広め
夕食メニュー
詳細はこちら
一杯目はオリジナルクラフトビール
なかなかいいお味
アツアツのカキのみそ焼き
冷酒
あとから知ったけど、飲み放題だったんだそう
たしかにメニューにはそう書いてあるけど値段も書いてあるから
自分も飲み放題とは思わなかった
なら、もっと飲んでおけばよかった(笑)
一人につき丸ごと一尾の金目煮つけ
ボリューム満点
冷酒おかわり
ごはんも一杯いただいた
デザート
満腹、満足
「ごちそうさまでした」
1階へ戻りながら
1階のロビーの額絵
右に「一乃湯」、左に「環翠楼」
両雄並び立つって感じの絵だ
こんな感じの写真撮りたくて帰りにトライした
最後の方に掲載あり
フロントの壁 レンガがイイ
玄関から中を見るとこんな感じ
逆に中から玄関扉の方を見るとこんな感じ
外へ出て宿の夜景
部屋に戻って露天風呂に入ってみようかな
川の音がゴーゴーするけど
真っ暗で見えない
かけ流しの湯口
以上、部屋の露天風呂
このあとは翌朝まで写真なし
ちなみに布団はセルフ
記憶に寄ればiPadでアニメ見始めて早々に寝落ちしたんだと思う
アニメの冒頭しか覚えてないので
睡眠アプリのログによると21時50分入眠、5時40分起床
睡眠スコア85点 マズマズ
では朝風呂へ
共同浴場は昨日と男女入れ替え
入口にスリッパがない
では、独泉かも
こっちの湯は昨日の倍くらい広い浴槽
でも、ワレが入って出るまで(10分くらい)ずうーっと洗い場でタライとかイスを洗っている人がいた
宿のスタッフなんだろうけど、お仕事大変なんだろうけど、ちょっとガッカリ
まだオケ洗ってるので、脱衣場からそーっとパシャリ
ちなみにこの宿の2つの大浴場には洗い場にカランやシャワーが付いていない
その代わり「源泉の上がり湯」っていう洗い場専用の湯槽があって、そこから桶で汲んで洗うんだよ
以前泊まった「新井旅館の天平風呂」もそうだった
部屋に戻って露天に入り直し
やっぱりイイねー
ちなみにここは早川が鋭角に曲がる箇所
見ての通り左側は急流で岩がゴロゴロなのに
右は淵になっていて流れが穏やか
この部屋は1階
川アリ、温泉アリで湿気管理が大変らしい
24時間、この除湿器が唸ってる
がんばれー、除湿器~!
除湿器はイイのだが、
湿気対策でちょっとトホホだったのはコレ⇩
トイレの天井がこんな感じ
上からの結露対策なんだろうけど、ホースの先は、、、
、、、こんな感じでトイレの手洗いボールへ落としている
これはさすがにヨロシクナイ。
手洗いのボールなんだから衛生的であってほしい。
こんなんだと手を洗いたくないよね。
ワレも風呂場の洗面台しか使わなかったよ。
結露対策はシャアナイとしても、せめてホースを窓の外に落とすとか。
ちょっとお金かかるかもだけど、専門家にお願いすれば、見た目もよく、他にやりようがあるハズ」と思ってしまう。
「物は古いが快適性は担保されている」って、そう言うとこなんだよね。
本間の造り⇩がイイだけにモッタイナイ。
これは床の間の框の細工
こんなに拘っている
こっちは床脇の板の装飾
洗面台とか風呂場のタイル細工とかもね
ここだってカーテンは絞っておけばベリーグッドなビジュ
そんなことやってる間に、そろそろ朝食の時間
夕食と同じ4階の広間に向かう
これは3階から4階への螺旋階段
板はリニューアルされている
でもこの階段はスッタフ用で通行不可
フロアの反対側の階段で4階に向かう
4階広間(食事処)手前のトイレ入口の天井
凝った造りっぽい
席に座って朝食スタート
品数豊富
満腹 満足
「ごちそうさまでした」
とりあえず1階に下りる
1階のフロア図
これ⇧見たら「2,3階のフロア図も撮っておかねば」と反射的に階段を上に戻る
まったく、オタクの「サガ」ってもんだね(笑)
1-2階の階段踊り場
2階フロア
階段上って3階の手前で、廊下の腰壁を臨む
3階フロア
この館内図を見た限り、「露天風呂」は2,3階にもあるみたい。でも、「野天風呂」って表示しているのは1階だけだ。2,3階にああいう野趣ある開放的な風呂を造るのはちょっと難しいかもね。
さて、あと1時間でチェックアウトしなければならない
ならばもう一度、露天風呂に入って仕上げだ
いい風呂でした
帰り支度してチェックアウト
なんか、アラさがしって言うか、愚痴みたいなことをたくさん書いてしまったけど、すべて「大切な歴宿。だから維持管理(見映え)をもうちょっと頑張ってほしい。そうすればもっといい歴宿になる」というオタクゆえの老婆心。ご容赦を。
「お世話になりました」
フロントのオジサンが見送ってくれた(笑)
車に荷物を置いて、外観をパシャリ
こっち側からも
右の建物は「環翠楼」
そして、最後に「あの絵」と同じ構図でパシャリ
道路の真ん中じゃないとこのアングルにならない
交通量の少ない朝ならではのシャッターチャンスなのだ
「あの絵」再掲
帰路は箱根新道の予定が、標識を見逃して高速に乗ってしまった
間違ってしまったものはシャアナイ
少しくらいの迷い道は最近のワレにはアルアルのことだから、
慌てることもなくなってしまった(悲)
小田原東ICまで行って、大井松田ICから東名に乗り直して静岡へ帰ればいい
全くノープロブレムなのだ(笑)
鮎沢PAで崎陽軒シュウマイ調達
宿の駐車場を10時ちょうどに出て帰宅は12時
途中で昨日と同じように工事渋滞があったり休憩もしたけど、それでも2時間で帰ってきた。
このコースは遠回りだけど、山道がなくて、ほとんどが高速利用
なので所要時間は変わらないというか、高速の走り方(スピード)次第では、確実に早い
山道(雪の時期も)が嫌なら、塔ノ沢までならこのコースいいかも(新発見)
これは「ガラスの森美術館」のお土産
これでビール飲むと美味しそう
でも最初に飲んだのは冷茶(笑)
** ** **
行きの寄り道「ガラスの森美術館」、よかったみたいだね。
宿も、なんだかんだ言って、食事は良かったみたいだし、部屋の露天風呂も満足できたし、まぁ、いつもとは違う評価だけど、コスパサイコーでよかったんじゃない、ご主人💓
