今回も伊良湖温泉「角上楼」の続き。
いよいよ宿の中に入れるね。ちなみにこの界隈は昔は花街、いわゆる遊郭街だったんだって。
もちろん今は住宅街の中って感じで、そんな雰囲気はまったくないけど、この角上楼や井筒楼はその遊郭文化を色濃く残した建築らしいよ。
楽しみだね、ご主人💗
フォトギャラリーもみてね!
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いよいよワクワクのチェックイン。中の様子をうかがうに、すでに先客が数組到着しているっぽい。そういえば玄関前の駐車場は流星号が最後のワンピースだった。さすが人気の宿だ。
(画像は外の看板と内玄関)
今回泊まる「角上楼」や姉妹館の「井筒楼」は文化庁のデータ(その1参照)では、どちらも「港町福江の料理旅館」としか書かれていない。
しかし、宿のHPによると、「古い遊郭の街(福江)に佇む歴史ある宿」と紹介している。
興味が湧いたので、いくつか紹介記事などを読んでみた。一言で言うと、福江は「花街」としての側面が強く、当時の料理旅館は実質的に「遊興の場」を兼ねていたんだそう。
もう少し言うと、建物も遊郭建築(妓楼様式)の特色を持ち、昭和33年(売春禁止法)までは遊郭的な要素を持つ宿であったらしい。(画像は玄関から上がり框を臨む)
(画像は玄関横のフロントと囲炉裏(火鉢)テーブルのある部屋 ここに座ってチェックイン)
ということで、「遊郭建築(妓楼建築)」って???、、、なのでGemini先生に講義していただくことにする。
以下、Gemini先生の講義(引用)
ただし、この二つの建物は**「遊郭(女郎屋)」そのものではなく、かつての「遊興の地」としての文化を色濃く残す「旅館」や「料亭旅館」**という位置づけです。
詳しく解説しますね。(話が長そうなので、興味が無ければスキップ推奨)
1. 角上楼と井筒楼の成り立ち
この地域(福江・旧福江町)は、江戸時代から大正・昭和初期にかけて、伊勢参りの拠点や物資の集散地として、非常に活気のある**「花街(かがい)」**として栄えました。
もともとは、網元が始めた**「料亭旅館」**です。当時の福江には芸妓(芸者さん)を呼んで宴会を楽しむ文化が根付いており、角上楼はその中心的な社交場でした。建物自体は、当時の職人が技巧を凝らした粋な「数寄屋造り」の傑作です。
こちらはさらに歴史が古く、もともとは**「旅籠(はたご)」**、つまり江戸時代の宿屋からスタートしています。その後、時代の流れとともに宴席を設ける料理旅館へと変化していきました。
2. 「遊郭」との違い
厳密な意味での「遊郭」は、公認された娼婦(遊女)がいた場所を指しますが、福江のこのエリアは、どちらかというと**「芸妓文化が花開いた花街」**という側面が強いです。
もちろん、当時の宴席の場ではお酒や芸だけでなく、夜の交流もあったと言われていますが、建物としての分類は「女郎屋(妓楼)」ではなく、あくまで格の高い**「料亭・旅館」**として建てられています。
3. 建築としての見どころ
どちらも、今の建築基準法では再現が難しいと言われる貴重な意匠が残っています。
• 入り組んだ廊下や階段: 客同士が顔を合わせないように配慮された、迷路のような構造。
• 美しい組子細工や建具: 部屋ごとに異なる意匠が施されており、当時の旦那衆の遊び心が感じられます。
• 登録有形文化財: その歴史的価値から、文化財にも指定されています。
豆知識
福江周辺は「保養の地」としても愛されており、かつては軍の将校や文化人が多く訪れました。そのため、単なる宿泊施設以上に、豪華でプライバシーに配慮した独特の造りが発達したのです。
以上、Gemini先生
さすがですね。わかりやすいレク。ありがとうでした。
お茶をいただきながらチェックインも完了。部屋に案内してもらおう。仲居さんに先導されて、2階への階段を上る。階段の床板はよく磨かれた欅の一枚板。一歩一歩、ギシギシというよりも、ギューッ、ギューッって感じの音がする。耳障りでなく、むしろ嬉しくなる音。
部屋の前の廊下。この先の廊下は狭くなっている。1階に下りる階段もある。
階段脇のレトロな鏡と館内図
それでは右を向いて「萩」の部屋へ
入ります。
手前にベッドルーム
1. 角上楼(かくじょうろう)
「昭和の迷宮・料亭建築」
• 遊郭・花街的な特徴
• 「隠し階段」と複雑な動線:廊下が折れ曲がり、階段が複数ある構造は、「客同士が顔を合わせない」という遊郭や待合(待ち合わせ場所)特有の設計思想がもっとも色濃く出ています。
• 贅を尽くした内装: 部屋ごとに天井の造りや建具の意匠がすべて異なり、職人の遊び心が爆発しています。
2. 井筒楼(いづつろう)
「江戸・明治の宿場・旅籠(はたご)建築」
• 遊郭・花街的な特徴
• 「ロの字型」の配置: 中庭をぐるりと囲むように建物が配置されています。これは、外の喧騒から離れた別世界を作り出す、古い時代の大型宿屋や妓楼に見られる伝統的な形です。
• 重厚な外観(入母屋造): 角上楼が「繊細な迷路」なら、井筒楼は「どっしりとした風格」が特徴。格子戸などは遊郭建築とも共通する「視線を遮りつつ外を感じる」意匠ですが、全体的には江戸〜明治の宿場町の面影が強いです。
結論としての違い
• 角上楼: 昭和初期の「粋(いき)」を極めた、プライバシー重視のテクニカルな迷路。
• 井筒楼: 明治の「格式」を今に伝える、中庭を中心とした伝統的なお屋敷。
素人目に見ても、角上楼は「なんだか迷子になりそうでドキドキする造り」、井筒楼は「昔の武士や商人が泊まっていそうな、天井が高くどっしりした造り」という違いを感じていただけるはずです。
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角上楼の部屋は期待以上みたいだし、ハッピーアワーなんて言うのもあってサイコーだね。井筒楼もわざわざ開け見学させてくれるなんて、ホント、よかったね、ご主人💗
