2026/02/02

温泉かぞくたび日記 伊良湖温泉 和味の宿「角上楼」2026.1. 23 - 24 (中編)

 こんにちは。ナッツとココで~す💕

 今回も伊良湖温泉「角上楼」の続き。

 いよいよ宿の中に入れるね。ちなみにこの界隈は昔は花街、いわゆる遊郭街だったんだって。

 もちろん今は住宅街の中って感じで、そんな雰囲気はまったくないけど、この角上楼や井筒楼はその遊郭文化を色濃く残した建築らしいよ。

楽しみだね、ご主人💗

 フォトギャラリーもみてね!

 * * *    * * *  


伊良湖温泉 和味の宿「角上楼」(中編)
遊郭文化(妓楼建築・様式)と二つの宿
Gemini先生の講義付き

 いよいよワクワクのチェックイン。中の様子をうかがうに、すでに先客が数組到着しているっぽい。そういえば玄関前の駐車場は流星号が最後のワンピースだった。さすが人気の宿だ。

  (画像は外の看板と内玄関)

 今回泊まる「角上楼」や姉妹館の「井筒楼」は文化庁のデータ(その1参照)では、どちらも「港町福江の料理旅館」としか書かれていない。

 しかし、宿のHPによると、「古い遊郭の街(福江)に佇む歴史ある宿」と紹介している。

 興味が湧いたので、いくつか紹介記事などを読んでみた。一言で言うと、福江は「花街」としての側面が強く、当時の料理旅館は実質的に「遊興の場」を兼ねていたんだそう。

 もう少し言うと、建物も遊郭建築(妓楼様式)の特色を持ち、昭和33年(売春禁止法)までは遊郭的な要素を持つ宿であったらしい。(画像は玄関から上がり框を臨む)


(画像は玄関横のフロントと囲炉裏(火鉢)テーブルのある部屋 ここに座ってチェックイン)

 ということで、「遊郭建築(妓楼建築)」って???、、、なのでGemini先生に講義していただくことにする。


以下、Gemini先生の講義(引用)


 角上楼や井筒楼には、当時の旦那衆が「非日常」を味わうために施された、「遊郭建築(妓楼建築)」に共通する特徴的な意匠や構造が随所に見られます。

 ただし、この二つの建物は**「遊郭(女郎屋)」そのものではなく、かつての「遊興の地」としての文化を色濃く残す「旅館」や「料亭旅館」**という位置づけです。

詳しく解説しますね。(話が長そうなので、興味が無ければスキップ推奨)

1. 角上楼と井筒楼の成り立ち
この地域(福江・旧福江町)は、江戸時代から大正・昭和初期にかけて、伊勢参りの拠点や物資の集散地として、非常に活気のある**「花街(かがい)」**として栄えました。

• 角上楼(昭和元年創業・昭和11年本館築)
もともとは、網元が始めた**「料亭旅館」**です。当時の福江には芸妓(芸者さん)を呼んで宴会を楽しむ文化が根付いており、角上楼はその中心的な社交場でした。建物自体は、当時の職人が技巧を凝らした粋な「数寄屋造り」の傑作です。

• 井筒楼(天保期創業・明治期再建)
こちらはさらに歴史が古く、もともとは**「旅籠(はたご)」**、つまり江戸時代の宿屋からスタートしています。その後、時代の流れとともに宴席を設ける料理旅館へと変化していきました。

2. 「遊郭」との違い
厳密な意味での「遊郭」は、公認された娼婦(遊女)がいた場所を指しますが、福江のこのエリアは、どちらかというと**「芸妓文化が花開いた花街」**という側面が強いです。
もちろん、当時の宴席の場ではお酒や芸だけでなく、夜の交流もあったと言われていますが、建物としての分類は「女郎屋(妓楼)」ではなく、あくまで格の高い**「料亭・旅館」**として建てられています。

3. 建築としての見どころ
どちらも、今の建築基準法では再現が難しいと言われる貴重な意匠が残っています。
• 入り組んだ廊下や階段: 客同士が顔を合わせないように配慮された、迷路のような構造。
• 美しい組子細工や建具: 部屋ごとに異なる意匠が施されており、当時の旦那衆の遊び心が感じられます。
• 登録有形文化財: その歴史的価値から、文化財にも指定されています。

豆知識
福江周辺は「保養の地」としても愛されており、かつては軍の将校や文化人が多く訪れました。そのため、単なる宿泊施設以上に、豪華でプライバシーに配慮した独特の造りが発達したのです。

 以上、Gemini先生

 さすがですね。わかりやすいレク。ありがとうでした。


 お茶をいただきながらチェックインも完了。部屋に案内してもらおう。仲居さんに先導されて、2階への階段を上る。階段の床板はよく磨かれた欅の一枚板。一歩一歩、ギシギシというよりも、ギューッ、ギューッって感じの音がする。耳障りでなく、むしろ嬉しくなる音。

 結構な急勾配でジジババには手すり必須。ヨイショ、ヨイショっと2階到着。「カブトビール」の大きな鏡が郷愁を誘う。その先は廊下の突き当り(中庭に面した窓)を左手に折れて少し進む。

 階段に限らず、廊下も軋み音が子気味イイ。廊下は松の一枚板だそう。しかも、スリッパは履いてないからなおさらだ。この宿の廊下は暖房が効いていてヌクヌクポカポカなのだ。部分的に床暖にもなっているらしい。

部屋の前の廊下。この先の廊下は狭くなっている。1階に下りる階段もある。

階段脇のレトロな鏡と館内図

それでは右を向いて「萩」の部屋へ

入ります。

広縁は畳だ

手前にベッドルーム

欄間の意匠も凝ってるねー


襖を閉めるとこんな感じ
なんとも艶っぽい。遊郭の名残の演出⁉

こっちは本間
数寄屋風のイイ感じ

障子戸を開けると露天風呂
お湯は温泉ではないけど
24時間入れるそう(嬉)

 仲居さんが大浴場や食事などの口上を終えて退出したところで、もう一度部屋をグルリ。期待通りの部屋でニヤニヤ。奥方と息子には見られたくない表情になってるかも(笑)


こっち側は中庭

同じようなところを何度もパシャリ

洗面台とトイレは最新式でキレイ

広縁からの中庭の眺めもイイ

外のタイルはチョー冷たい
でもメゲルことなく露天風呂も
パシャリパシャリ


一通り部屋を確認 
パシャリ欲求も一段落
期待以上、それ以上で満足

廊下への出入り口

ちなみにHPの紹介だと部屋の間取りはこうなっている。

角上楼HPより


 さて、時刻はもうすぐ16時。我は「井筒楼」の見学に行きたい。さっきチェックインの時に16時から見学をお願いしてある。奥方と息子は一杯やって待っているそう。

 実はこの宿は夕食前の15時から17時まで、「ハッピーアワー」と称して、メインダイニングでドリンクがセルフでフリーになっているのだ。


夕食会場もここなのだが
準備が始まるまでは飲み放題

もちろんアルコールも
よく冷えたワインと生ビール(嬉)
おでんと乾きものもある

 でも、おでん食べちゃうと夕食に影響がねー。夕食では地酒やクラフトビールも飲みたい。なので、ここでは飲み過ぎも注意!

 我はグラスワインをちょっとだけいただいて「井筒楼」の見学へ。「井筒楼」は「角上楼」の姉妹館。すぐそばだ。

 予約の際に見学をお願いしていたが、今日は「井筒楼」は臨時休館しているんだそう。
ということで、我のために、わざわざ鍵を開けていただけるとのこと。感謝。

角上楼から路地を歩いて2,3分。
仲居さんが裏口から中に入って玄関を開錠。




内玄関の目隠しにしていた暖簾を取ってくれた

照明もスイッチをパチパチして全館点灯

玄関を上がって
右がフロント

井筒楼HPの館内図

中庭を中心にロの字の回廊になっている
1階の廊下を反時計回りにグルリスタート

中庭

奥に進む

廊下途中の洗面

奥の階段で2階へ
2階も回廊になっている

廊下窓から中庭を見下ろす


同じ階段で1階へ戻る

中庭にちょっとだけ出て

中庭から
左:カフェ 右:玄関ホール



フロント脇

玄関側の階段で再度2階へ
回れ右で喫煙室へ





夕暮れはこんなにいい感じになる
HPより

以上で井筒楼の館内探索終了

 ちなみに、角上楼とこの井筒楼は双方、遊郭建築の特徴を併せ持っているのだけど、もともとが角上楼は料亭旅館、井筒楼は旅籠として建てられたものゆえに、建築家目線で言うと、かなり違いがあるらしい。我にはとても説明できないので、Gemini先生に再登壇いただく。

「ということで、Gemini先生、素人向けにわかりやすくお願いします。」

 以下、Gemini先生

 「なるほど! 実はこの二つ、建築としての**「キャラ(性格)」**が全然違います。
一言で言うと、**「迷路のように入り組んだ昭和の豪邸」か、「時代劇に出てくるような江戸・明治の宿」**か、という違いです。

 素人の方でも分かりやすいように、具体的なポイントで比較してみますね。

1. 角上楼(かくじょうろう)
「昭和の迷宮・料亭建築」

• 建築のポイント: 昭和11年築の本館は、当時もっとも華やかだった「近代和風建築」の傑作です。
• 遊郭・花街的な特徴
• 「隠し階段」と複雑な動線:廊下が折れ曲がり、階段が複数ある構造は、「客同士が顔を合わせない」という遊郭や待合(待ち合わせ場所)特有の設計思想がもっとも色濃く出ています。
• 贅を尽くした内装: 部屋ごとに天井の造りや建具の意匠がすべて異なり、職人の遊び心が爆発しています。


2. 井筒楼(いづつろう)
「江戸・明治の宿場・旅籠(はたご)建築」

• 建築のポイント: 明治元年の再建で、角上楼よりもさらに古い時代の「旅籠(宿屋)」のスタイルを継承しています。
• 遊郭・花街的な特徴
• 「ロの字型」の配置: 中庭をぐるりと囲むように建物が配置されています。これは、外の喧騒から離れた別世界を作り出す、古い時代の大型宿屋や妓楼に見られる伝統的な形です。
• 重厚な外観(入母屋造): 角上楼が「繊細な迷路」なら、井筒楼は「どっしりとした風格」が特徴。格子戸などは遊郭建築とも共通する「視線を遮りつつ外を感じる」意匠ですが、全体的には江戸〜明治の宿場町の面影が強いです。

結論としての違い
• 角上楼: 昭和初期の「粋(いき)」を極めた、プライバシー重視のテクニカルな迷路。
• 井筒楼: 明治の「格式」を今に伝える、中庭を中心とした伝統的なお屋敷。

素人目に見ても、角上楼は「なんだか迷子になりそうでドキドキする造り」、井筒楼は「昔の武士や商人が泊まっていそうな、天井が高くどっしりした造り」という違いを感じていただけるはずです。


 以上、Gemini先生

「Gemini先生、ありがとうございました。」

 まぁ、それぞれの宿の中を歩くと確かにそんな感じはするかな。部屋の中までは分からないけどね。とにかく、さすがGemini先生。

玄関を出て振り返りながらパシャリパシャリ

玄関前から見上げる

横(駐車場側)から


井筒楼に併設のカフェの玄関はこっち

 井筒楼から角上楼へ戻る途中で、「與加楼」という看板と鄙び感が良さげな建物みっけ。一応撮ってみた(笑)。

 グーグルマップを見たら史跡のマークが出てる。でも国県市の正式な史跡ではないらしい。ググってみたけど、どうして史跡マークがついてるかはわからない。まぁ、いいや(笑)

 時刻は16時半前。まだ、ハッピーアワーは終わってない。「角上楼」に戻って生ビールでもいただこうかな。その後は温泉だーッ!


 **   **   **


角上楼の部屋は期待以上みたいだし、ハッピーアワーなんて言うのもあってサイコーだね。井筒楼もわざわざ開け見学させてくれるなんて、ホント、よかったね、ご主人💗



👀画像の引用は本文記載の通り
その他の画像は滞在時に撮影


温泉かぞくたび日記 伊良湖温泉 和味の宿「角上楼」2026.1. 23 - 24 (中編)

 こんにちは。ナッツとココで~す💕  今回も 伊良湖温泉「角上楼」の続き。  いよいよ宿の中に入れるね。ちなみにこの界隈は昔は花街、いわゆる遊郭街だったんだって。  もちろん今は住宅街の中って感じで、そんな雰囲気はまったくないけど、この角上楼や井筒楼はその遊郭文化を色濃く残した...