2025/09/30

ひとりたび日記 世界遺産 高野山 その3 「九度山~高野山 宿坊に泊まる」2025.9. 18 - 20

  こんにちは。ナッツとココです。一日目の九度山ではいろいろあったね。

 車のアクシデントもあったけど大事はなかったし、宿でも思い出になる経験ができたみたいだし、まぁ、旅って感じでよかったんじゃない。

 二日目はいよいよメインの高野山。雨も上がっていい天気。

 でも山道が続くようだから安全運転でね。ご主人💓



 * * *    * * *  

世界遺産 高野山 その3「九度山~高野山 宿坊に泊まる」


 早朝の6時15分。ほぼ予定通りに宿「玉川亭」を出発。昨夜はなかなか面白い体験だった。お世話になりました。

 道路はナビが選んだ紀ノ川沿いの県道を進むルート。途中のかつらぎ町東渋田っていうところからR480で高野山に向かうコースだ。ほぼ平坦。カーブも緩やかなセンターラインのある道路が続き走りやすい。時間が早いせいもあるが対向車も少なくスイスイ。

 後からグーグルマップでみたらR370がメインルートになってる。確かに距離22キロで時間も短いようだが、ネット情報だとR480の方が走りやすくお勧めとの意見が多い。

   R370は距離が短いわりに所要時間は大差ない。ってことは走りにくいってことだろう。

 東渋田を過ぎるとさすがに途中から山道に。対向車は少ないが後続車が結構来る。煽られる前に左に寄って減速。ハザード出しながら追い越してもらう。

 みんな早い。軽トラや工事用っぽい車両も恐ろしく早い。こっちが遅い(それでも制限速度くらいのスピード)ってのもあるけどビューンと追い越されてすぐに見えなくなっていく。通り慣れているとしか思えない。

 しばらく独走になるものの、すぐに後続が来る。「ハイハイ、ちょっと待ってね。広くなったら道譲るからね。」の繰り返し。とにかく自分は安全運転の徹底だ。まぁ、昨日のこともあるしね。

 R370と合流した先は勾配もカーブもさらに急に。大分登ってきた。なるほど高野山は標高高くて涼しいと言われるはずだ。そういえば宿で一緒になった元学校の先生も涼しかったと言っていた。

 さて、そろそろ、最初の目的地の大門が近いはず。ナビも目的地付近ですと案内している。

 坂を登り切ったようなところの三叉路で左折するようナビの指示。

 左折すると緩やかな下り坂。徐行しながらキョロキョロ見渡すもない。んーん、大門はどこだ。


 ナビを見ると大門が遠ざかっていく。
 なぜに? 車を止めて後ろを振り返るとチラリと大きなそれらしきものが見える。

 ありゃーっ!なんと三叉路の角にあったのだ。 
 あそこが高野山の入口ってことか。
 全く気付かなんだ(恥)。

 言い訳をするならば、木の陰で見にくかったことや、車を運転して前方の対向車や交差点に集中していると死角の位置といえばそうかも。(笑)

 それと大門は左折した先にあると思い込んでたってことも。

 念のためUターンして三叉路まで戻って確認してみる。確かに大門だ。再度Uターンして近くの駐車場(愛宕第1P)へ。Zuemapsの駐車場情報を覚えていてよかった。

 恥の上塗りというか、間抜けの再検証で情けないが、恒例のストリートビュー(連続3枚の画像)で再現してみる。確かに見にくいかもしれないけど、スピードは落としていたので気づかないのがおかしいと我ながら思う。

 昨日の真田庵の駐車場見落としの件も考えると、注意力散漫とか視野が狭くなってきたっていうのは否めないかも。これも歳のせいか(ショック)。

 しゃあない。気を取り直して大門へ向かって歩く。涼しくて散策にはちょうどいい気温だ。

 通り沿いの店はまだ閉まっていて、ちょっと鄙びた感じもする。

 ほどなく大門に到着。正面からではなく裏口側から坂を登って見上げる。間近で見るとさらにデカい。
 門をくぐって正面へ。両脇にはこれまた大きな仁王様。広場を抜けて階段で道路まで降りないと全体が見えない。「高野山」と大きく掲げられている。

 道路を渡ると狭い町石道が下に向かって伸びている。昨日寄った慈尊院まで続いているのだ。(写真は撮り忘れたのでグーグルマップから借用)


 次は壇上伽藍だ。駐車場に戻って中門前Pまで進行。車だとあっという間だ。時刻はまだ7時半前。ここは一等地の駐車場だけどまだガラガラ。観光客もまばら。

中門


 中門から入って壇上伽藍へ。正式には壇上伽藍の中は回る順番があるらしいけど、拘らず目に入った順に徘徊してみた。

金堂(重要文化財)


大塔(右:重要文化財)

御影堂(重要文化財)


孔雀堂


西塔(重要文化財)


山王院(重要文化財)


六角経蔵 

これは折角だから一周回してみた。

こんな大きなものが一人でまわせるとはビックリ。

最初は力入れないとダメだけど、その後は軽い


大塔の鐘・高野四郎


愛染堂(重要文化財)


不動堂(国宝)


三昧堂(重要文化財)


東塔


蓮池

 壇上伽藍は適当に回り過ぎて、見なかったお堂もあったみたい(笑)

 駐車場に戻り、次の金剛峯寺へ。時刻はそろそろ8時半。さすがにここの駐車場(金剛峯寺前P)はちょっと混んでいたが問題なく駐車。

 金剛峯寺は言わずと知れた高野山真言宗の総本山だ。さすがの門構え。

金剛峯寺









境内を一回りして横の門から出て駐車場に戻る。

そして、弘法大師空海の御廟のある奥の院へ。

 御廟へは一の橋から参詣するのが本来らしいが、最寄りの駐車場(一の橋P)は有料だ。
 ちなみに高野山の駐車場は一の橋以外は全部無料。どうせ中の橋の方の参道も通って奥の院を往復(一周)するつもりだったから、この先の中の橋まで行っちゃうか、または途中の道路沿いに駐車(道路沿いに縦列駐車が可能)するかだ。

 とりあえず車を走らせてみる。道路沿いにはまばらに車が止まっている。そのまま進めて中の橋へ。

 中の橋Pは大きな駐車場だ。他の場所に比べて既に結構にぎやか。ここにしよう。

 きれいなトイレもあるし、土産や飲食店も駐車場を囲むようにある。戻ってきた時の休憩によさそうだ。

 時刻はまだ9時前。駐車場から道路を渡って、さあ出発だ。

 中の橋から燈籠堂・御廟までは約700メートル。新参道と呼ばれていて距離が短くて済む。

奥の院は参道を含め全体が霊域(お墓)だ。

写真撮影は憚られた(怖い)ので自主規制。

以下3枚の画像は和歌山県公式観光サイトから借用。

参道はこんな感じで続く。

 名だたる歴史上の人物の墓標が点々とある。先を行く若そうな女性が所々で立ち止まって

手を合わせている。

 参道には企業関係の立派なというか、目を引く意匠の墓石も多く、ちょっと意外だった。




御廟橋から燈籠堂を臨む
燈籠堂は大師の眠る御廟の拝殿に当たる建物

この先は霊域中の霊域
写真や動画撮影は完全に禁止だ

なんと燈籠堂が工事中で堂内の拝観は不可だった。

それもなんと本日まで。明日から拝観できるんだそう。

御廟も板塀で目隠しされている。残念。

明日は来ようと思えば来れるけど、

多分来ないだろうなと思いながら

御廟に向けた供養台に線香と蝋燭をお供えした。


 御廟からの帰りに、この頌徳殿の入り口前にいた尼さんと目が合った。おいでおいでと手招きをされてお堂の中へ。無料のお茶サービスと法話を行っているらしい。

 どうやらなかなかお客が来ないので呼び込みに出てきた様子。
 それなりにお堂の前を通って行く人はいるんだけどね。自分は相当に暇に見えたのかな(笑) まぁ、そうだけど。

 「中でお茶を飲んでって」と言われたが、どうしていいか要領を得ず立ちすくんでいると、見かねた尼さんが来て手取足取りで教えてくれた。

 なるほど、お茶を飲むにはさらに奥の部屋の扉を開けて中に入って、茶釜のふたを開け、柄杓ですくってコップに注ぐという完全セルフ方式だったのだ。そりゃ説明してくれなきゃわかんないよ。

 そのうちに後続が数人入ってきた。椅子に座って熱いお茶(焙じ茶かな)を飲んでいると、さっきの尼さんが「法話するけど聞きたい?」と聞いてきた。時刻はまだ9時半だ。時間はたっぷりある。「お願いします。」

 尼さんが演台の前に立っていかにも法話を始めますという雰囲気を醸し出すと、後続の人たちも席に座り始めた。一人でなくてよかった(笑)

 20分程度の話だったが、説教じみていなくて面白かった。法話の最後に「空海がお弁当に入っていた串焼きの魚を川に戻すと生き返って泳いでいった」という逸話を紹介してくれた。

 法話が終わって、帰ろうとすると、「実際にその魚が裏の沢に泳いでいるのよ。見たい?」と聞かれたので「見たい!」と返答。

 尼さんに案内されてお堂の裏に行って見せてもらった。なるほど。川面を覗くと15センチくらいの小さな魚が泳いでいる。よく見ると背中に丸い斑点が一つある。それが焼き串の刺さった跡だということだ。

 ちなみに、この尼さん、齢80だそう。そんな年だったのかと思うほど若く見える。自分で「誰かに似てるでしょう」と言っていた。誰かとははっきり言ってなかったが多分寂聴さんだ。

 いい時間を過ごさせていただいた。ありがとうございました(拝)

 帰りは一の橋へ向かって歩く。こっちはちょっと長くて2キロの道程。この参道沿いにも多くの武将や古の名士の墓標が並んでいる。

 一の橋入口(出口)の手前に司馬遼太郎の文学碑発見。これはお墓じゃないからいいかな。パシャリ。
 

 一の橋

 一の橋を出て、中の橋の駐車場までは約1キロ。日当たりのいいアスファルト道を歩かなければならい。さすがに汗ばんでくる。

 やっと中の橋Pに到着。途中休憩したとは言え、合計で4キロ近く歩いたことになる。ちょっと疲れたし、小腹も空いてきた。何か食べたい。時刻は11時前だ。

 駐車場の向かいのお食事処の看板が出ている建物に入ってみる。一階はお土産とカフェっぽいフロアになっている。お店の人に声をかけると、食事は2階だけど、店が違うので直接聞いてとのこと。

 2階にはお店が二つ。暖簾が出てるのはこっちだけ。

 ちょうどお店の人が出てきた。「もう食べれますか」と聞くと「いいですよ」との返事。よかった。

 メニューを見ながら天ぷらそばの定食が美味しそう。と、そこへ料理人と思しき男性が来て、なんと「まだです」とびっくり発言。

 え~っ‼ さっきの女性と顔を見合わせる。申し訳ないと思ったのか、「和風ラーメンならできます」と訂正。ならばそれください。

 ほどなく出来上がり。シンプルなトッピングとさっぱり味で美味しい。代替案だったけど満足。ごちそうさまでした。


 次の目的地は徳川家霊台だ。Zuemapsによると町役場の駐車場を利用するの最寄りらしい。ナビを設定して出発進行。

 ほどなく到着したものの、駐車場は結構混んでいる。金剛峯寺も近くて便利な駐車場だからね。ちょっと場内をぐるりとしたけど空き見っけ。
  
 ここから霊台まで約500メートル。歩いて数分だ。役場前の緩い下り坂を下って右折。するとなんかよさげな建物発見。玄関の横にあの「国登録有形文化財」のプレートもチラリ。

 何の建物かな。目線を上げると、オーッ、「橋本警察署 高野幹部交番」と書かれた大きな木板が掲げられている。厳めしいが悪いことしてなきゃ大丈夫だ。中も見せてもらいたいけど、とりあえず霊台が先だ。

 交番前を抜けると福智院と南院が並ぶ。どちらも宿坊がある。福智院は高野山唯一の天然温泉があり、庭園も有名らしい。今回は諸事情で止めたが機会があったら泊まってみたい。

 ほどなく徳川家霊台に到着。通りから奥まったところにある。自分以外には外国人の観光客が二人いるだけでちょっと寂しい。

 手前にある窓口は無人だった。拝観料200円を投函してリーフレットをいただき入場。


向かって右が家康霊屋(たまや)

建造に10余年費やされたのだそう。

細部まで彫刻や華やかな装飾。

さもあらんって感じだ。


左は秀忠霊屋


ちょうど拝観し終わったころから、

どうもお腹の調子が、、、早足で戻る。

交番見学はあきらめて役場の個室へ直行。

空いててよかった(笑)

 時刻はまだ12時前だ。どうしよう。特に行きたいところもない。とりあえず今夜の宿、金剛三昧院に電話してみる。駐車場はいつでも使っていいそう。

 ならば直ちに。車を置いたらお酒を飲んで大丈夫だ!!


以上、世界遺産ひとり旅にて




 * * *   * * *   

 高野山巡りはなんと早くも昼前に終了。金剛三昧院は残ってるけどね。まあ、朝早くから頑張ったから昼飲みもいいんじゃない。でも飲み過ぎないようにね💞


👀画像の引用は本文記載の通り
その他の画像は滞在時に撮影




2025/09/27

ひとりたび日記 世界遺産 高野山 その2 「九度山~高野山 宿坊に泊まる」2025.9. 18 - 20

 

 こんにちは。ナッツとココです。今回は九度山の続き。

 慈尊院などの世界遺産巡りを終えて、これから真田庵とかを見に行くところから再スタート。

 でもこの直後にアクシデントってことみたいだね。

 まぁ、大事でなくてよかったけど、トラブルになったときこそ冷静にね。ご主人💓



 * * *    * * *  

世界遺産 高野山 その2「九度山~高野山 宿坊に泊まる」

 道の駅で一息ついたところで、もう一つの九度山の見どころ、真田ゆかりの観光スポット巡りだ。この近くに真田庵や真田古墳があるらしい。もっと興味があるなら真田ミュージアムっていう施設も人気の様だ。

 「確か今夜の宿の方向にあるはず。多分こっちだ。」このときは何も考えず思ったままに行動してしまった。今思えば何でちゃんとiPadなどで地図を確認してから行かなかったか悔やまれる。

 ちなみにあとからiPadでグーグルマップの写真をみたら、すごくわかりやすい地図だった。必要な情報が全部出ている。

 最初にこれを見ていればこんなことにはならなかったんだけど。

 以下、自戒の意味でアクシデント発生までの行動を記しておく。後から笑い話になること必至だ。

 まず、道の駅から車でしばらく走ったがそれらしい感じの案内看板とかが見当たらない。さすがにおかしい。目に入ったコンビニの駐車場に止めさせてもらって、ここでやっと「真田庵」でナビ検索してみた。でも検索に引っかからない。他にも検索したがだめ。しゃあない、ちょっと早いけど先に宿に行っちゃって、それから考えよう。

 ナビの目的地を宿の所在地に設定。今度はちゃんと案内が出てくれた。ルートを見てアチャー! なんと反対方向だった(笑) 

 苦笑いしながら宿に向けて車を進めること数分、前方に「真田庵」なる案内看板を発見。
(ストリートビューで再現するとこんな感じ)

 そのまま宿に向かえばよかったのに思わず矢印の方向にハンドルを切ってしまった。

 この判断・行動がイカンかった。

 曲がったその先の道は狭かった(あとからストリートビューで確認したら「この先幅員減少」の注意表示もちゃんとある)。道幅は車1台が通れる程度。

 徐行しながらどこかに駐車またはUターンできるところがないかキョロキョロ。見当たらない。バックするのも大変そう。しゃあない。前進で元の広い道の方に戻るしかなさそうだ。  

 止む無くそのまま車を進めるも、さっきよりさらに狭くなってきた。そして試練が。なんと左への急カーブ。

 右側は生垣がびっしりで壁のようになっている。左は鉄柱のようなものがある。

 道幅は2メートルあるかないかだ。我が愛車「流星号」の車幅は180以上ある。内輪差を考えればかなり無謀なチャレンジ。

 当然、ヤバいかもと思った。でも時すでに遅し。
 
 「バリバリッ!」。やっちゃったようだ。外に出て状況を確認したいところだが、ドアを開けられないほど道が狭い。もう、こうなったら前進して抜けるしかない。やや右にハンドルを戻して、生垣にちょっと頭を突っ込みながらなんとか脱出。

 ドアを開けられる広さになったところで車を降りて確認。鉄柱は太くて見るからに頑丈。損傷は見当たらず。生垣も特に問題なさそう。流星号は左後ろのドアの浅い擦り傷とドアの下のガーニッシュがちょっとやられちゃってる。相手が鉄柱じゃあ、勝ち目なしだ。でも音の割には軽傷。まぁ、車内は響くからね。パット見には気づかないくらい。この程度でよかった。ホッ。(ちなみに帰ってから修理屋さんに持ち込んで見積り出してもらったら、「金6万3千円也」。特製ガーニッシュがお高かいみたい。今回の旅で一番の出費。トホホ。)

 問題なさそうとは言え、念のためできれば近くの人にひとこと言っておきたいが、辺りには誰もいない様子。しゃあない。 真田庵にはまたあとから来るのでとりあえず撤退させてもらおう。

 車を発進させて、広い道路に出ると、なんとあの矢印の手前に広い無料の駐車場があるではないか。

 ストリートビューで再現すると真田庵の前に駐車場の案内もちゃんと出ている。赤い幟に気づかないのがおかしいくらいだ。

 まったく間抜けな話だ。

 以上、大分長くなったが、今回の出来事を笑い話で終わらせることなく、今後の戒めになるよう記した次第(笑)

 さて、一応、無料駐車場に入ってみたものの、やはりちょっとショックで歩いて見に行く気が萎えてしまった。そのまま宿に向かうことにする。

 ものの数分で一日目の宿「くどやま旅館 玉川亭」に到着。

 時刻は15時ちょっと前。車を止めて宿に電話すると女将さんが外に出て来てくれた。

 もうチェックインできるそう。先に駐車していた車の邪魔にならない位置に止め直していると、奥の建物から宿のご主人も出て来て挨拶。
 大正時代に建てられた元旅館を古民家再生事業として再オープンさせたのだそう。見るからにレトロだ。

 玄関の戸を開けて中に入ると1階は古民家レストランになっている。手前のテーブルでチェックイン。ウェルカムドリンクをいただきながら宿泊票に記入。目線を上げるとドーンと大きなトトロ。子トトロも。

 ご主人に案内されてレジの奥の急な階段を上り2階へ。

 宿泊は1日一組限定なので今日は一人で独占。夜はオーナーもいなくなるので、この建物に完全に一人っきりだ。

 廊下は全面ガラス窓。つきあたりのトイレと洗面だけはリニューアルされていてキレイ。
 この宿に風呂はないけどあとから温泉に連れて行ってくれることになっている。

 2階には部屋は二間あるが手前の部屋はほぼ物置状態だそう。ちょっと開けて見せてくれたが確かに。

 廊下から障子戸を開けて客室へ。障子は数か所の破れあり。襖の紙もちょっとよれよれ。あえて修理しないのかな。
 
 室内は和室10畳(6畳+4畳)。なかなか立派な書院造。広縁もある。掛け軸に象徴される通り、「真田屋敷」をイメージしたご主人の自己流の造り(DIY)なのだそう。障子も襖も納得だ(笑)

 畳を歩くとドシン ドシンと建物全体が振動するがごとく音が響く。田舎の実家の二階を思い出す(笑)。1階に客がいたらさぞビックリだろう。

 さて、部屋を確認して落ち着いたところで、真田庵リベンジだ。16時半に温泉に連れてってもらうことになっているので、16時ころに戻ってくる予定で散策出発。  

 出がけに宿で散策マップをいただいた。裏はレストランのお知らせ。店の名は「げんじろうの昼ごはん」。まだ対面してないがウサギ店長がいるらしい。



 のんびり歩いて宿から数分のところに真田庵などが点在している。途中には鄙びた床屋さんだとかがあって昭和的な風景。ほっこり。

まずは真田古墳(真田の抜け穴)。説明は看板に一任。


 さらに進んで真田庵(善名弥院)。
ここは真田幸村父子の屋敷跡に
建てられた寺なんだそう。
こちらも説明は看板にお任せ。




真田庵のとなりの蕎麦屋「幸村庵」

そんなに興味があるわけじゃないので散策は以上。

 帰りにさっきぶつけたところを通ってみたけど、やっぱり近くには人がいない。というか、この散策の間、誰とも会わなんだ。しゃあないね。

 まだ日差しが強くて暑い。宿に戻って風呂の時間まで休憩だ。宿の主人に「早いお帰りで」などと言われながら2階の部屋へ。

 ビールを飲みたいところだが買い忘れてしまった。風呂の帰りにコンビニに寄ってくれるとも言っていたから、それまで我慢しよう。

 改めて部屋の中を見渡してみる。廊下と同様に広縁も全面が木枠のガラス窓。建付けはよくなさそうだが、返ってそれがなんともいい風情。

 ただし、風雨が強いとそれが仇となる。今夜それを思い知ることになるのだが、この時はまだ知る由もなし(笑)

 ちなみに夜中に何があったかって言うと、広縁と廊下の窓が風雨に負けじと競演・共鳴しポルターガイストかと思うほどガタガタと騒々しいのだ(本当のポルターガイスト経験したことないけどね)。

 もう趣とか風情などと言ってられない覚醒レベル。夜中に何度起こされたことか。でも睡眠アプリ見たら起きたのは3回で、スコアは86点だったから意外に睡眠の質はよかったみたい。
 
明かり障子の組子細工がキレイ

欄間も仕事が細かい


 明日の朝食は早朝に出かけられるようにセルフになっている。お茶セットとともに食パンやジャムとかコーヒーなど一式がすでに用意してくれてある。冷蔵庫(左隅の白い箱)にはサラダやヨーグルトなども入ってる。


 そろそろお温泉に行く時間が近くなってきた。支度をして1階に降りていくと、ご主人が既に車を玄関につけて待っていてくれた。もう一人別棟に泊まるお客さんが一緒に行くことになっているとのことでしばし待機。そういえば駐車場の奥にもう1棟ある。元アパートだった建物を改装したものらしい。

 ほどなく同年代っぽい女性が建物から出てきた。話を聞くに、やはり定年退職して一人旅をしているそう。偶然にも静岡の人。元小学校の先生。話が合いそうでよかった。今日高野山に行って帰ってきたところだそう。

 さて、連れて行ってもらった温泉は車で10分ほどの「天然温泉 ゆの里」。
 今回の宿泊はこの施設の利用券付きなのだ。ここは弘法大師ゆかりの温泉なんだとか。

 ここの温泉には金水、銀水、銅水っていう3種類があるらしい。金よりも銀や銅の方が高価なんだそう。


浴槽の種類(ゆの里HPより

有名人もたくさん利用しているみたいだ。

 飲める温泉がたくさん。ポリ容器などを持ってくれば無料で分けてくれるそう。

 1時間後に迎えに来てもらえるとのことで、それまで温泉三昧だ。大きな浴室のなかにジャグジーなどの数種類の浴槽が配置。こういう施設だから露天などに入っても趣はないがたまにはいい。サウナは普通の奴のほかにミストサウナもある。これはなかなかよかった。一応、全部の浴槽を制覇。
 ただ、平日なのに結構な混み具合で、小声で少ししか歌えなかったのはちょっと残念。

 少し早めに上がり扇風機にあたって湯冷まし。そろそろ迎えの時間になったところで待ち合わせの1階ロビーへ。

 ほどなくご主人が迎えに来てくれた。途中でコンビニに立ち寄り、缶ビールと念のための夜食をゲット。これで長い夜も憂いなしだ。

 夕食は18時から。帰ってすぐに1階のレストラン「げんじろうの昼ごはん」で。ちなみにレストランの通常営業は昼間のみ。店名にも納得。夜は宿泊者専用。口コミを見るとなかなかの評判の店だ。楽しみ。


 チェックインのときには静かで気が付かなかったけど、店の奥には「げんじろう君」がいる。(昼間はほとんどオネンネらしい)

カワイイ。

店の名前になっているウサギ店長だ。NHKでも紹介された人気者なんだそう。

年齢は8歳。人間の年齢でいうとかなり高齢だ。

「げんじろうの夜ごはん」中 
ヒクヒクしてカワイイいので動画も撮ってみた



どうやらシェフは女将さんらしい。
定食メニューの中から一品を選ぶ。

 地ビールは無いが、地酒はあるとのこと。ならば日本酒にあいそうな「マグロのカツポン酢」をチョイス。お酒は女将シェフのお勧め。冷えたのを二合いただいた。

最初に先付けセット

メインのマグロのカツ どれも美味

ごちそうさまでした。

 でもこれで終わらない。宿の口コミで知っていたが、ここからマジシャンご主人の登場だ。   
 トランプを使ったいわゆるテーブルマジック。何種類か目の前で披露してくれたが種や仕掛けは全く分からなかった。へーって唸るばかり。一緒にいた元学校の先生も一緒に唸ってた。

 トランプの他にも、当方が頭に浮かべた数字当てや誕生日当てなども的中。口コミ通りのプロ級の腕だ。ちなみに占いもやっているんだそう。昼間駐車場に止まっていた車はその客だったそう。なんとも器用な人だ。

 楽しいマジックショーが終わって解散。時刻は19時半。2階に上がって冷やしておいた缶ビールを飲みながら、しばしゲーム。雨が強く降り始めたようで、外から雨音がする。

 ビールを飲んだらちょっとお腹が減ってきた。夜食用に買ったカップラーメン。悩んだが勢いで食べてしまった。食べ過ぎだ。食べてしまったものは後悔してもしゃあない。今日は結構歩いたし、明日も多分たくさん歩く。よしとしよう。

 2本目のビールを空けながら、iPadをアニメに切り替え。ビール残高ゼロになったところで
就寝準備。1階からも音がしなくなった。いよいよ1棟貸切だ。

 廊下の明かりはそのままに、部屋の明かりを消す。スマホのアラームは5時にセット。明日は6時を目途に出発しよう。

 雨音に交じって風が窓をたたく音も聞こえ出した。でも予報では明日の天気は大丈夫そう。ちょっと安心。

 iPadを枕元に手繰り寄せて、アニメを見ながらおやすみなさい。

 このあと風雨が強まり、最近ではなかなか体験できないことを体験したのは前述のとおり(笑) 

 翌朝、しっかり5時に起床。朝ごはんは残さず完食。ドリップコーヒーも美味しくいただいた。我が家のよりいい味かも。荷物もまとめて出発準備完了だ。


 一夜明けた早朝の広縁の窓からの眺め のどか
昨夜の風雨がウソのよう


1階にはまだ誰もいない。オーナーの指示通り玄関に鍵をかけて、さあ、出発だ。

ちょうど、別棟の女性も出かけるところ。

行ってらっしゃい。行ってきまーす。

 * * *   * * *   

 1日目終了。いろいろ盛りだくさんだったね。さて、この後は高野山へ出発。遠くはないけど山道が続くみたいだから安全運転だよ。それと、これ以上ぶつけないようにね(笑)💘


👀画像の引用は本文記載の通り
その他の画像は滞在時に撮影





温泉かぞくたび日記 伊良湖温泉 和味の宿「角上楼」2026.1. 23 - 24 (中編)

 こんにちは。ナッツとココで~す💕  今回も 伊良湖温泉「角上楼」の続き。  いよいよ宿の中に入れるね。ちなみにこの界隈は昔は花街、いわゆる遊郭街だったんだって。  もちろん今は住宅街の中って感じで、そんな雰囲気はまったくないけど、この角上楼や井筒楼はその遊郭文化を色濃く残した...