こんんちは。ナッツとココです。今回も飛騨古川の八ッ三館の続きだよ。温泉に浸かってサッパリしたところで、お待ちかねの夕食だね。地ビールや地酒も楽しみ。
美味しいからって飲み過ぎないようにね、ご主人💕
フォトギャラリー「八ツ三館」、「まちなか散策」と合わせて読んでね。
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温泉ひとり旅
第7回「飛騨古川」(後編)
席に着くと電気の照明に切り替えてくれて、食事スタート。前菜が出されたところで、「飛騨ホワイト」なる地ビールを注文。ボトルのラベルには青のさるぼぼのイラスト。飛騨白川郷の米も原料に入っているらしい。すっきりした味で飲みやすい。
ビールを飲み干し、次は地酒だ。メニューを見ながらしばし思案。昼間の散策で寄った酒蔵の「蓬莱」と「白真弓」の飲み比べ5種セットを所望。「蓬莱」はやや甘め。「白真弓」はすっきりタイプ。
どちらかというと白真弓の方が好みの味であるが、美味しさは料理(肴)次第ともいえる。どっちもそれぞれに美味いということだ。
料理も中盤。竹籠に花と一緒に盛り付けられた岩魚の塩焼きが出てきた。お酒が一層進みそう。そこに「失礼します」と、扉を開けて宿の女将入場。といっても二代前の女将だとのこと。品のあるおばあちゃんだ。あいさつとともに、宿の名の由来や歴史などについて説明してくれた。
さて、大々女将も去り、料理も後半戦。お酒もそろそろ仕上げに移行だ。ここは迷わず焼酎の一択。米焼酎の「蓬莱わたなべ35」と「飛騨古川」という銘柄の麦焼酎をロックでいただいた。すっきりした焼酎はデザートの甘味とも相性がいい。完食。ごちそうさまでした。
窓から見える中庭も照明でいい感じの色合いだ。ほろ酔いで、このまま部屋に戻るのももったいないような気分。確かリラクゼーションルームとかいうマッサージチェアのある部屋があったはず。寄っていこう。
なんのことはない、食事処の廊下を出るとすぐ向かいの部屋がそれだった。結構広い。天井も高く、太い梁が見えるようになっている。フロアの暖色系のスタンド照明だけなので影が濃く、幻想的な空間を演出している。
つい「G7のお土産」とか「皇室お買い求め」とかのポップにつられて買ってしまった。
昼にはお酒と味噌煎餅も買っている。
今回も戦利品が沢山だ。これで帰ってからもしばらくは楽しめる。
部屋に戻って、窓を開け、広縁の椅子に座って外を眺める。向かいの寺の釣鐘堂がライトアップされて緑色に浮かび上がっている。
静かだ。荒城川のせせらぎの音も聞こえる。昼間は暑いくらいだったが、さすがに夜は肌寒い。ちょっと早いが、明日に備えて就寝。おやすみなさい。
翌朝目覚めたのは5時半。布団を抜けて、窓を開ける。今日もいい天気。朝の空気が清々しい。まだ早朝で静か。釣鐘堂も荒城川も変わらず心癒される風景と音だ。
スッキリ目が覚めたところで朝風呂だ。朝食は8時30分なので時間はたっぷりある。
青い暖簾をくぐって浴室へ。
予想に反して先客が一人いた。しゃあない。
浴室内の造作は昨日入った風呂と似た感じ。シンメトリーに近い。
ただ、こっちの浴槽は部分的に曲線を使っている。ちょうどジャグジーのところが曲線で背もたれするのに塩梅がいい。
露天も昨日の湯とは趣が異なっているようだ。先客は釜風呂に入っている。昨日は故障で入れなかったので是非入りたい。釜風呂は一人用だ。先客が出たら移動しようと思っていたところ、次の客が来てしまった。若い兄ちゃんだ。しかも、早々に露天に行ったのである。由々しき事態だ。タイミングが悪いと先手をとられかねない。
折角なので露天にも浸かる。既に茹で上がっているので半身浴。冷たい空気がちょうどいい。身体が少し冷めたら肩まで浸かりなおし。ボケーッとしている間に、先客もお兄ちゃんも、もう姿がない。自分もそろそろ上がろうか。お腹も減ってきた。
館内をスマホでパシャパシャしながら部屋に向かう。館内はまだ静寂。旧玄関の古時計がカチッ、カチッと時を刻む音がよく聞こえる。
朝食の献立は棒葉味噌やアユの開きのほか、少量ずつ数品。味噌やアユは炙って熱いところを食べられる。ご飯は「飛騨ひとめぼれ」の釜炊きを丸ごとだ。巷のコメ不足の中、贅沢で恐縮。今回も食べ過ぎてしまった。さすがにご飯は食べきれる量じゃなかったけど。しゃあない。昼飯抜きだ。
朝食後は大広間棟の2階の大広間を見させてもらうことになっている。昨夜の夕食時に大々女将にお願いしたところ、それなら誰かに案内させると言ってくれた。ちなみに土蔵は公開していないのでダメだそう。残念。
見学の旨をフロントに告げると、「後から行きますので先に2階に上がって見ていてください。」とのこと。ほどなく案内役の人が来てくれた。天井板で見えないが、その上には太くて長い弓状の梁があり、継ぎ目のない一本丸太との組み合わせで、柱のない大空間を作っているそう。それが評価されて文化財になっていることなどを説明してくれた。
以上でで飛騨古川・八ツ三館の予定はすべて完遂。チェックアウトして帰るのみだ。
帰りの荷物が多くなったので、1回だけエレベーター利用して1階へ。ちなみにエレベーターの床も畳(敷物)。
これでタイヤも燃料も憂いは消えた。適時の休憩と安全運転を心がけるのみだ。帰りの道もナビは卯の花街道ではなく、高山を通るルートを案内する。まあ、迷わず帰れればいいや。
結局、高山ICから高速に乗って、松ノ木峠PA、ぎふ大和PA、せと赤津PA、長篠設楽原SAで休憩をとりながら無事15時に帰宅。宿を出たのは9時45分だから5時間超だ。休憩を除けば約4時間。
やっぱり高速道路の長時間運転は神経が磨り減る。特に帰り道は、集中力が1時間持たない。北陸道などは片側1車線の区間も多いので、ゆっくり走ろうとしても早い車に後ろにつかれるとプレッシャーもかかる。今回は特にそうだった。今後はさらに早めに休憩を取るようにしないとヤバそうだ。
なお、次回(6月)は石川県の粟津温泉 登録文化財の宿「法師」、その次(7月)は箱根の国指定重要文化財「萬翠楼福住」の予定だ。
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帰り道はテンション保つの難しいよね。楽しかった分、祭りの後みたいな感じだからね。比例して気力も集中力も減退しやすいのかもね💖
今回はFRISKのSTRONGとか買って集中力対策をそれなりにしていったのに、あまり効かなかったね。やっぱり休憩をこまめにとって、たとえ時間がかかっても頭がすっきりするまでは運転しないのが一番だと思うよ、ご主人💕
👀画像の引用元: お風呂の画像3枚は「八ツ三」公式HP
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