2025/05/24

温泉ひとりたび日記 第7回「飛騨古川」2025.5.19-20 (前編)

 

 こんにちは。ナッツとココです。今回は岐阜 飛騨古川の旅日記だよ。旅の目的は国登録有形文化財になっている旅館「八ツ三館(やつさんかん)」に泊まること。映画「あゝ野麦峠」の舞台にもなった老舗の旅館だよ。建物はもちろんだけど、料亭旅館としても知られてるから料理もすごく楽しみだね。

 飛騨古川までは高速道路を使って正味約4時間。休憩時間を入れて5時間前後の道のり。前回の湯田中は4時間半くらいだったから、ほぼ同じ。疲れる前に休憩だよ、ご主人💕

 フォトギャラリー「八ツ三館」「まちなか散策」と合わせて読んでね。

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温泉ひとり旅 

第7回「飛騨古川」(前編)

 今回も天気は上々。まずはファミマでお気に入りの缶ビール買って準備万端。午前9時半に出発。宿のHPによるとお勧めルートは一宮JCT経由で東海北陸道を北進し、飛騨清見ICで降りて卯の花街道(県道90号)となっている。高速道路の運転は疲れるから1時間に1回程度の休憩を心がけて安全運転キープ。

 順調にドライブスタートかと思いきや、早々になんとタイヤの空気圧のアラームが出てしまった。まいったな―。とりあえず最寄りの長篠設楽原SAに入って取説を確認。まだイエローマークなので緊急ではないらしい。一安心。目的地までは200キロ。飛ばさなきゃ大丈夫かな。タイヤ(振動)を気にしつつ見切り発進。
 次は五斗蒔PAでトイレタイム。GOTOMAKI⁈ ゴトーマキ⁈ えっー、後藤真希ちゃん! 発見。即、ブーフーウーに写メで報告。
 そして、13時にひるがの高原SAに着。大分来たなって感じの景色だ。さすがに小腹が空いたので飛騨牛まんをゲット。これで500円かーっていうボリュームに涙。予想の二回りは小さい。軽い。でも、さずが飛騨牛、うまい。高くてもしゃあない。三口で完食。
 目的地まで残り約1時間。タイヤも大丈夫そう。SAを出て飛騨清見ICに向かう。


 途中、高山方面は飛騨清見ICで下りるよう、くどいくらいに標識が出ている。自分もそれに倣う。ところが、どうも高山方面の分岐を選んだのは間違いだったらしい。走っているのは明らかに卯の花街道ではないようだ。まあ、その後もナビがちゃんと案内してくれたから問題なく14時ちょっと過ぎに「八ツ三館」の門の前に到着。とりあえずよかった、よかった。

 予め電話しておいたので、宿の人が門前で待っていてくれた。車のカギを渡して駐車を依頼。駐車場がちょっと離れているから助かる。チェックインは15時なので荷物を預けて散策開始。散策マップもいただいた。
 道路脇には見どころの標識がわかりやすく整備されていて旅人に優しい。ネットで予習しておいた主な観光ポイントは、白壁土蔵街、二つの造り酒屋、三つの寺だ。いずれも宿から数百メートルのところに集まっている。※フォトギャラリー「まちなか散策」参照

 まずは真宗寺。荒城川に架かる今宮橋の朱色とのコントラストが絶妙。
 続いて本光寺。飛騨地域で一番大きな木造建築なんだそう。門も迫力がある。
 本光寺の裏手の通りには古川祭りの屋台蔵と弁財天堂。屋台(蔵)は数百メートル四方の狭い地域に10台も点在するそうだ。

 そして円光寺。本堂の屋根下の亀(彫刻)が百年前の大火から街を守ってくれたといわれている。目についたのは象鼻の彫刻だけ。牙もある。普通の亀には見えないけど、これを指すのだろうか。ちなみに大怪獣ガメラにも牙はあるけどね。ガメラが象鼻だったら正にこんな感じかも(笑)。まあ、古代インドの世界観では亀と象の組み合わせは不思議なものではなかったらしいし、由縁のある仏教寺院だからね。下ネタ的には、これが亀の頭だとすれば、象鼻との組み合わせは男として世界最強⁈なんちゃって。 他にも探したがよくわからなかった(笑)。
 寺の脇に鯉が泳ぐ瀬戸川が流れ、川沿いには白壁土蔵が建ち並んでいる。穏やかな風景。平日なので観光客は多くなく、しかも欧米系の人ばかり。静かでいい。

 散策のクライマックスは造り酒屋。通りを挟んで渡辺酒造店と蒲酒造所の二つが並んでいる。どちらも建屋は国登録有形文化財だ。
 
 まずは渡辺酒造から。看板酒は「蓬莱」。入ってすぐのカウンターで蓬莱大吟醸をお猪口にちょこっと試飲。さらに奥まったところにコイン式の試飲用マシンが設置されている。4種類くらい試飲できるが、最高級のプレミアム大吟醸は100円コインで10ミリ。味がわからない(泣)。しゃあない。でも、仕込み水は無料でサービス。なので◎。お土産には値ごろ感のある蓬莱純米大吟醸を所望。
 もう一軒の蒲酒造。看板酒は「白真弓」。こちらでも、ちょこっと試飲。お勧めは白真弓の純米吟醸。なかなか好みの味だ。お土産決定。
 渡辺酒造の向かいに後藤酒店があるが、こちらは小売りのみだ。

 最後に味噌煎餅の井之廣の出店にも寄って、お得な「割れせん」ゲット。以上で散策終了。このほか、今回は寄らなかったが近くには古川まつり会館などの観光施設も集中している。2時間弱で寄りたかったスポットは制覇した。
 時刻は16時。ちょうどいい時間。さあ、宿に戻ってチェックインだ。温泉と夕食&お酒が待っている。
 
    つづく

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 出発早々のタイヤトラブルもパンクじゃなさそうでよかったね。途中のGSのあるサービスエリアで空気圧見てもらえば何のことはなかったんだろうけどね。ちゃんと休憩もしているようだし、とりあえず、無事でなりより、ご主人💖

             



2025/05/23

フォトギャラリー(2025.5.19-20  飛騨古川 その2 まちなか散策)

 

飛騨古川

今宮橋から真宗寺を望む

真宗寺

本光寺


古川祭屋台蔵


弁財天堂

円光寺





瀬戸川と白壁土蔵街




渡辺酒造店(国登録有形文化財)




後藤酒店

起し太鼓(古川祭り)

飛騨古川まつり会館

蒲酒造場(国登録有形文化財)






以上、温泉ひとり旅にて






2025/05/21

フォトギャラリー(2025.5.19-20  飛騨古川 その1  文化財の宿「八ツ三館」)

 

飛騨古川

八ツ三館(国登録有形文化財)




玄 関(大広間棟)

月の間(大広間棟1階)


月の間から観月楼(新館)側を望む

花の間(月の間のとなり)

玄関(大広間棟)側から招月楼(本館)への廊下

招月楼側から玄関方向を望む1

招月楼側から玄関方向を望む2

招月楼1階 旧玄関




旧玄関口と2階への階段

2階から階段下を望む

2階から1階旧玄関を望む

2階廊下(一番奥が恵比寿の間)


客室「恵比寿」



窓から本光寺・荒城川を望む

国学者 山岡鉄舟などの古文書が襖に



恵比寿には小上がりの別室も付いている

囲炉裏のある別室

窓からの夜景(本光寺)

大広間棟(国登録有形文化財)
2階 大広間


この大空間は天井裏にある弓状の大きな梁のなせる技

継ぎ目のない一本丸太 長さ18m

以上、国登録有形文化財となっている本館および大広間棟


八ツ三館のその他の館内施設
お土産処「蔵」


お休み処


食事処への廊下

食事処

八ツ三館 大広間棟等外観

八ツ三館全景(左から新館・大広間棟・土蔵・本館)



以上、温泉ひとり旅にて







温泉ふたりたび日記 「箱根湯本 萬翠楼 福住」2025.7. 6 - 7 (後編)

    こんにちは。ナッツとココです。 いよいよオーラスの萬翆楼見学だね。  通常は15号室のみの見学だそうだけど、今回は宿の予約の時から文化財や建築に興味があるって要望していたから、その熱心さに応えて25号室と35号室も特別に案内してくれるんだって。  よかった ね、 ご主人...