2025/03/30

カメキチのこと

 こんにちは。ナッツとココだよ。今回は以前にちょっとだけ紹介したカメキチの話だよ。カメキチはミシシッピアカミミガメで20歳のメス♀。さっきご主人が測ってみたら、甲羅(背甲)の縦の長さは約23cm、横は約18cm。手足を伸ばすと30cm以上。体重は約2.2㎏。なかなか重量級だね。

 部屋の中で暮らしているから冬眠はしないんだけど、毎年11月下旬頃から餌を食べなくなる。たまに部屋の中を散歩するけど、ほとんど寝てることが多くなる。それが数日前からご主人に餌を催促するようになってきたんだ。春ってことなんだよね。

 これからの季節はカメキチの水槽管理がご主人の日課に加わるね。僕らの世話がなくなったから、カメキチがご主人を独占だね。よかったね、カメキチ💕 

 水替えのときの水槽はかなり重いからギックリ腰に気をつけてね、ご主人💘


   ※      ※      ※   

 退職して以降、最初の1年目はよぼよぼのナッツとココ優先だったが、今はもう世話しているはカメキチだけになった。ダイニングの椅子に座って手を伸ばせば届くくらいにカメキチの水槽がある。テーブルに離着席の度、自然と水槽に目が行く。カメキチからもこっちがよく見えるだろう。よく目が合う。すると頭を伸ばして寄ってくる。今では頭や口元を指で撫でても目を閉じるだけ。気持ちよさそうにも見える。

 手足を伸ばして、空飛ぶポーズのときはリラックスしているらしいが、最近は触っても伸ばしたままの時が多くなった。それでもビックリしたときはスッと頭と手足をひっこめる。水の中の時は鼻からプクプクとちっちゃな泡を出しながら。本来が臆病な生き物だから当たり前だろうけど。触られたくないとき(多分)は手で頭を搔くような、ヤメテの仕草をする。お腹いっぱいのときの仕草ともちょっと違う。それもまたカワイイ。

 来たばかりのころは、カメキチはとってもちっちゃかった。見た目はちっちゃくてカワイイようだが、実際は凶暴。目の前の動くものは全部エサか敵と思っているようだ。エサやりのときは指に向かってよく嚙みつきにきた。実際に嚙まれたことはないが、昔、ある程度大きくなったころ、試しに割り箸をいれたらバリバリやったことがあった。指だったらやばいことになっていたかも。

 ネットの情報を読むと、カメキチに限ったことではなく、若いころは本能でそういうものらしい。今ではすっかり穏やかな性格になった。よかった、よかった。

 カメキチの寿命は平均で40年くらいらしい。まだ半分。これからもよろしくな、カメキチ!

 以下、カメキチの日常を紹介する。


カメキチの家(水槽と陸地)

 カメキチの家はいわゆる衣装ケースの水槽。今使っているサイズ(内側上部)はW39cm×L58cm×D30cm。小ちゃい頃は見栄えの良いガラスの水槽だったけど、10年くらい前から衣装ケース。大きくなっちゃうとガラスやアクリルの水槽は扱いにくくて水替えなどの管理に難儀する。なにせ以前はナッツとココがいたし、ショコラ(ウサギ)もいた。そっちの世話で手いっぱい。カメキチには悪いが一番後回し。そこで軽くて管理が楽なプラ製衣装ケース登場となる。なんたって安価なのがいい。

 半透明の衣装ケースに陸地用の扁平な植木鉢を裏返して置く。深さ10cm弱(植木鉢がちょうど潜らないくらい)の水を入れて出来上がり。衣装ケースにも植木鉢にも何の細工もせず、買ってきたまま。鉢の底に丸い穴が二つ開いていて、カメキチはそこに手(爪)をかけて、ジタバタ、ガリガリとやりながら上手に上る。体重2㎏以上もありながら、1日に何回も登ったり下りたりを繰り返している。ほかにすることがないとはいえ、なかなかの頑張り屋だ。


水槽の水替え

 水槽の中には陸用の植木鉢だけ。ポンプとかフィルターなんてものはない。シンプルに水槽(水)が汚れてきたら洗って水を入れ替える。管理はそれだけ。

 冬の間は餌を食べないから、排泄物もなく水も1週間に1、2回くらいの交換で楽。ただ、水槽やカメキチの甲羅に緑色のコケやヌメリが付くのでブラシでゴシゴシは必要。冬以外はそれなりの頻度で水替え。特に夏は朝と夕の2回しないと、あっという間に水が黒く濁り、臭気を漂わすことになる。ウンチやエサの食べ残しが水に溶ける前に掬い取るのも水替えの回数をできるだけ少なくするためには重要な仕事。

 カメキチの水槽はダイニングの掃出し窓の横が定位置。そこなら段差はあるが、室外の水道・ガーデンパン(水受け)までは数歩の距離。とは言え、衣装ケースに深さ10cm程度の水(約20リットル)をいれると重さは20㎏。腰に負担をかけず(ぎっくり腰に注意)持ちあげるには膝を利用したちょっとしたコツが必要。なお、冬の水替えは水道そのままだと冷たいので、若干のお湯を足すサービスをしてカメキチに喜んでもらっている(多分)。


カメキチの餌

 カメキチはよく食べる。「特大粒」を数十粒。バリバリと。通常は1日1回数分で食べきれる量ということだが、夏場は朝夕2回催促することがよくある。エサの種類はいろいろ試したが最近はずっとこれ(左の写真)。

 お腹が減ったときや外に出たいときはこちらの姿をみつけると水槽をガリガリし始める。水槽を覗くと目が合い、さらに訴えかけてくる。ちなみに、お腹がいっぱいになってくると、手で口を拭うようなカワイイ仕草をするのでわかる。


室内散歩

 水槽をガリガリやるときはお腹へったか、外へ出してのサイン。餌をたべないのであれば、散歩したいということ。冬の場合はほぼそう。毎回は水槽から出さないけど、たまには部屋の中を散歩。意外に早い動きをする。先日出してあげたら、背中の甲羅とお腹が数枚脱皮。痒かったのかも。

 下の写真左が背中の脱皮片、右は腹部の脱皮片。見た目も感触も薄いプラスチックのようでパリパリ。背中や腹部の甲羅はパズルのように組み合わさっているので、こんな風に一枚一枚別々に剥がれる。

    

 以前に室外(砂利の上)で散歩させたら、後ろ足で穴を掘り始めたので即中止。タマゴを産みたくなったのかもしれない。ちなみにカメキチは年に数回タマゴを産む。夜のうちに産むことが多く、朝気づくと水槽の水が白く濁っていて、それっぽい生臭さ。そう、自分で産んで自分で食べちゃうのである。トホホなのである。


甲羅干し

 通常の甲羅干しは自分で植木鉢の上に上がって勝手にやっている。

 冬以外は室外のガーデンパンの中で水を張らずに強制的に甲羅干し。時間は日差しの強さで調整。

 その後はガーデンパンに水を満たして自由遊泳。いつもの水槽より水深があるので潜水ができる。ただし夏場は水温上昇で熱中症になってしまうので要注意。


   カメキチの暮らしは上記の通り。今のところカメキチは元気だし、既に20歳でもある。ネットで見る限り同じような環境で問題なく育てている人も多いようだ。しかし、カメキチが快適に過ごすためにはいろいろ改善点があるのは確かそう。エサのやり方(肥満対策など)や、水槽の環境(温度管理など)はカメキチの様子を見ながらやろうと思う。


                     


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