2025/06/22

フォトギャラリー(2025.6.20-21  粟津温泉 その1  北陸最古の宿「法師」)

 

粟津温泉

法 師(国登録有形文化財)


法師正面 外観


法師 玄関前の道路

黄門杉  さすが黄門様、道路真ん中に鎮座

エントランス  フロント

エントランス

ロビー 

ロビー ラウンジ

ラウンジ

2階 新春の館(玄関棟) 客室への廊下


2階 新春の館(玄関棟) 客室前

2階 新春の館(玄関棟) 客室515「紅梅」

広々14畳

窓から望む庭園

庭園も国登録記念物

ベッドルーム

家紋入り電話

温 泉


脱衣所 休憩所

大浴場(男湯 豊明)


露天風呂




サウナ

水風呂

庭園に佇む離れ「延命閣」(国登録有形文化財)









庭園から玄関棟(新春の館)を望む


2階の障子窓が開いている部屋が宿泊した「紅梅」

食事処

九谷焼?っぽい襖の取っ手


夕暮れの宿





玄関脇の文化財登録プレート



以上、温泉ふたり旅にて
































2025/06/04

温泉ひとりたび日記 第7回「飛騨古川」2025.5.19-20 (後編)

 

 こんんちは。ナッツとココです。今回も飛騨古川の八ッ三館の続きだよ。温泉に浸かってサッパリしたところで、お待ちかねの夕食だね。地ビールや地酒も楽しみ。

 美味しいからって飲み過ぎないようにね、ご主人💕


フォトギャラリー「八ツ三館」「まちなか散策」と合わせて読んでね。

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温泉ひとり旅 

第7回「飛騨古川」(後編)


 風呂から上がって部屋に戻り一息。18時まであと少し。着替え用の浴衣を羽織り直してスタンバイ。部屋の電話が鳴り、いざ夕食へ。食事処は「月の間」の向かいの廊下沿いだったことはことは覚えている。その先は迷路みたいでわからない。幸いフロントの横で仲居さんが待っててくれた。よかった。案内されてついていくが、やっぱり迷路だ。

 食事の部屋は専用の個室。仲居さんが扉を開けると、そこには厳かな蝋燭の明かりが迎えてくれた。そういえば飛騨の和蝋燭は有名だ。今回は寄らなかったけど代々続く名物職人さんの店も観光スポットになっている。
 席に着くと電気の照明に切り替えてくれて、食事スタート。前菜が出されたところで、「飛騨ホワイト」なる地ビールを注文。ボトルのラベルには青のさるぼぼのイラスト。飛騨白川郷の米も原料に入っているらしい。すっきりした味で飲みやすい。

 料理も数品並んだ。お造りは「飛騨とらふぐ」と「河ふぐ」など。とらふぐは近畿大学とのコラボで養殖されているらしい。「近大まぐろ」は知っていたけど、これは知らなんだ。さらに仲居さんから「河ふぐ ってな~んだ」っていうクイズが出された。鯉か鮒かなと思ったけどハズレ。答えは「なまず」だそう。これも知らなんだ。

 ビールを飲み干し、次は地酒だ。メニューを見ながらしばし思案。昼間の散策で寄った酒蔵の「蓬莱」と「白真弓」の飲み比べ5種セットを所望。「蓬莱」はやや甘め。「白真弓」はすっきりタイプ。
どちらかというと白真弓の方が好みの味であるが、美味しさは料理(肴)次第ともいえる。どっちもそれぞれに美味いということだ。


 料理も中盤。竹籠に花と一緒に盛り付けられた岩魚の塩焼きが出てきた。お酒が一層進みそう。そこに「失礼します」と、扉を開けて宿の女将入場。といっても二代前の女将だとのこと。品のあるおばあちゃんだ。あいさつとともに、宿の名の由来や歴史などについて説明してくれた。
 ちなみに、ちょうど焼き魚が出ていたところで、川魚料理は背を手前に、海魚は腹を手前に盛り付けるのがセオリーというレクチャーもしてくれた。それも知らなんだ。確かに食べかけの岩魚は背中を見せている。

 さて、大々女将も去り、料理も後半戦。お酒もそろそろ仕上げに移行だ。ここは迷わず焼酎の一択。米焼酎の「蓬莱わたなべ35」と「飛騨古川」という銘柄の麦焼酎をロックでいただいた。すっきりした焼酎はデザートの甘味とも相性がいい。完食。ごちそうさまでした。

 窓から見える中庭も照明でいい感じの色合いだ。ほろ酔いで、このまま部屋に戻るのももったいないような気分。確かリラクゼーションルームとかいうマッサージチェアのある部屋があったはず。寄っていこう。

 なんのことはない、食事処の廊下を出るとすぐ向かいの部屋がそれだった。結構広い。天井も高く、太い梁が見えるようになっている。フロアの暖色系のスタンド照明だけなので影が濃く、幻想的な空間を演出している。
 マッサージチェアは窓に向けて3台並んでいる。これはもう揉んでもらうしかないっしょ。リクライニングを最大にしてマッサージ開始。シートのホールド感は絶妙。膝の曲げ伸ばしまでやってくれる。これはいい。マッサージが終わったところで製造会社を確認すると、やっぱり「フジ医療器」。多分最新型だ。自宅にあるのは20年近く使っている。まだ故障はしていないが1台ほしくなってしまった。帰ったら奥方と相談だ。

 時刻は20時半ちょっと前。部屋に戻る途中にある「蔵」というお土産処を覗いてみる。お菓子やら民芸品やらがいろいろ並んでいる。
 つい「G7のお土産」とか「皇室お買い求め」とかのポップにつられて買ってしまった。
昼にはお酒と味噌煎餅も買っている。
今回も戦利品が沢山だ。これで帰ってからもしばらくは楽しめる。

 部屋に戻って、窓を開け、広縁の椅子に座って外を眺める。向かいの寺の釣鐘堂がライトアップされて緑色に浮かび上がっている。

 静かだ。荒城川のせせらぎの音も聞こえる。昼間は暑いくらいだったが、さすがに夜は肌寒い。ちょっと早いが、明日に備えて就寝。おやすみなさい。

 翌朝目覚めたのは5時半。布団を抜けて、窓を開ける。今日もいい天気。朝の空気が清々しい。まだ早朝で静か。釣鐘堂も荒城川も変わらず心癒される風景と音だ。

 スッキリ目が覚めたところで朝風呂だ。朝食は8時30分なので時間はたっぷりある。
 浴衣を着なおして、せせらぎの湯へGO。今朝は昨日と暖簾が左右入れ違いで出ている。
青い暖簾をくぐって浴室へ。
予想に反して先客が一人いた。しゃあない。
浴室内の造作は昨日入った風呂と似た感じ。シンメトリーに近い。
ただ、こっちの浴槽は部分的に曲線を使っている。ちょうどジャグジーのところが曲線で背もたれするのに塩梅がいい。

 露天も昨日の湯とは趣が異なっているようだ。先客は釜風呂に入っている。昨日は故障で入れなかったので是非入りたい。釜風呂は一人用だ。先客が出たら移動しようと思っていたところ、次の客が来てしまった。若い兄ちゃんだ。しかも、早々に露天に行ったのである。由々しき事態だ。タイミングが悪いと先手をとられかねない。

 ジャグジーに身を任せながらも、釜風呂の客の動向に注意し、素早く動けるようスタンバイ。そしてその時は来た。釜風呂客が出る姿勢になるのを見て速攻で移動。ほぼ入れ替わりで釜風呂ゲット。やはり露天客も入りたかった素振り。「順番だよ、お兄ちゃん」と心の中でつぶやいた。しばし釜風呂に溶け込んでいたが、そろそろ茹ってきた。釜から出ると、案の定、露天の兄ちゃんも素早く釜の人となった。「よかったね、お兄ちゃん。早く出てやったよ。」と心の中でつぶやいた。

 折角なので露天にも浸かる。既に茹で上がっているので半身浴。冷たい空気がちょうどいい。身体が少し冷めたら肩まで浸かりなおし。ボケーッとしている間に、先客もお兄ちゃんも、もう姿がない。自分もそろそろ上がろうか。お腹も減ってきた。

 館内をスマホでパシャパシャしながら部屋に向かう。館内はまだ静寂。旧玄関の古時計がカチッ、カチッと時を刻む音がよく聞こえる。



 朝食は8時半。時間になったら夕食と同じ部屋に行くことになっている。電話でのお呼びはないそう。念のためアラームをセットしてから、お土産を並べて記念撮影。その後はiPadでゲームに集中。概ね一区切りついたところでアラーム鳴動。朝食に向かう。フロント前に頼みの仲居さんはいない。しゃあない。自力で行ってみるか。確かここを入った先、などと見当をつけたが、どうも違うらしい。やはり迷路だ。フロントに戻ると仲居さんがいた。照れ笑いしながら部屋まで案内をお願いした。

 朝食の献立は棒葉味噌やアユの開きのほか、少量ずつ数品。味噌やアユは炙って熱いところを食べられる。ご飯は「飛騨ひとめぼれ」の釜炊きを丸ごとだ。巷のコメ不足の中、贅沢で恐縮。今回も食べ過ぎてしまった。さすがにご飯は食べきれる量じゃなかったけど。しゃあない。昼飯抜きだ。

 朝食後は大広間棟の2階の大広間を見させてもらうことになっている。昨夜の夕食時に大々女将にお願いしたところ、それなら誰かに案内させると言ってくれた。ちなみに土蔵は公開していないのでダメだそう。残念。

 見学の旨をフロントに告げると、「後から行きますので先に2階に上がって見ていてください。」とのこと。ほどなく案内役の人が来てくれた。天井板で見えないが、その上には太くて長い弓状の梁があり、継ぎ目のない一本丸太との組み合わせで、柱のない大空間を作っているそう。それが評価されて文化財になっていることなどを説明してくれた。

 

 以上でで飛騨古川・八ツ三館の予定はすべて完遂。チェックアウトして帰るのみだ。
帰りの荷物が多くなったので、1回だけエレベーター利用して1階へ。ちなみにエレベーターの床も畳(敷物)。

 フロントで支払いを済ます。車は玄関に回してくれるそう。ありがたい。それまで宿の外回りを少しパシャリ。若女将(多分)っぽい着物姿の人も出て来てくれた。愛車の流星号が到着してカーゴスペースのクーラーボックスに要冷蔵のお酒などを詰め込む。「たくさん買いましたね」と声を掛けられ照れ笑い。若女将に見送られて出発。

 車を動かしてタイヤの空気圧エラーのことを思い出した。燃料も給油が必要だ。高速に乗る前にGSで見てもらおう。しばらく走ると前方にGSが見えた。とりあえず給油してもらいながら、空気圧のチェックをお願いする。てっきり空気圧が低くなったとばかり思いこんでいたが、逆に四輪とも適正数値が2.5に対して2.8前後と高くなっていたのだ。「2.6くらいにしておきましょう」との提案に頷くのみ。

 これでタイヤも燃料も憂いは消えた。適時の休憩と安全運転を心がけるのみだ。帰りの道もナビは卯の花街道ではなく、高山を通るルートを案内する。まあ、迷わず帰れればいいや。
 結局、高山ICから高速に乗って、松ノ木峠PA、ぎふ大和PA、せと赤津PA、長篠設楽原SAで休憩をとりながら無事15時に帰宅。宿を出たのは9時45分だから5時間超だ。休憩を除けば約4時間。
 
 

 やっぱり高速道路の長時間運転は神経が磨り減る。特に帰り道は、集中力が1時間持たない。北陸道などは片側1車線の区間も多いので、ゆっくり走ろうとしても早い車に後ろにつかれるとプレッシャーもかかる。今回は特にそうだった。今後はさらに早めに休憩を取るようにしないとヤバそうだ。

 なお、次回(6月)は石川県の粟津温泉 登録文化財の宿「法師」、その次(7月)は箱根の国指定重要文化財「萬翠楼福住」の予定だ。
 
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 帰り道はテンション保つの難しいよね。楽しかった分、祭りの後みたいな感じだからね。比例して気力も集中力も減退しやすいのかもね💖
 今回はFRISKのSTRONGとか買って集中力対策をそれなりにしていったのに、あまり効かなかったね。やっぱり休憩をこまめにとって、たとえ時間がかかっても頭がすっきりするまでは運転しないのが一番だと思うよ、ご主人💕

👀画像の引用元:  お風呂の画像3枚は「八ツ三」公式HP

             



2025/06/01

温泉ひとりたび日記 第7回「飛騨古川」2025.5.19-20 (中編)

 こんにちは。ナッツとココです。今回も岐阜 飛騨古川の続きだよ。フォトギャラリーの写真の枚数を見てもわかるけど、大分テンション上がってるね。八ツ三館は単に歴史がある建物っていうだけじゃなくて、客をもてなす雰囲気づくり・演出がご主人の感性にストライクってことだね。まあ、5時間近くかけて来たんだから、その甲斐がなくっちゃね、ご主人💕

 フォトギャラリー「八ツ三館」「まちなか散策」と合わせて読んでね。

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温泉ひとり旅 

第7回「飛騨古川」(中編)

 八ツ三館の門をくぐり玄関に入ると、大きな一枚板に八ツ三館の文字。その横には五月らしく、三段飾りの武者人形。緑の敷布?が玄関の雰囲気に合っている。そして、なんと着物姿の若い仲居さんが二人、正座してにこやかに迎えてくれた。
 「おあがりください」と案内されて靴を脱いでスリッパを、、、あれっ、見当たらない。すぐに合点がいった。上がり框を跨いだら畳なのである。なるほど、見える範囲は廊下もすべて畳(敷物?)である。後で知ったが、冬は床暖だそう。

 チェックイン待ちのため通されたのはフロントの斜向かいの「月の間」。純和風のラウンジである。部屋には他には誰もいない。どこに座ろうか迷ったが、大きな切り株のテーブルがよさげ。ほどなく仲居さんさんが抹茶とお菓子を運んできてくれた。一服したところでタブレットを使ってチェックイン完了。


 仲居さんの先導で、風呂場、食事処などを一巡。まるで迷路。酔っぱらわなくても迷子になりそう。ちなみに八ツ三館の建屋のうち、登録文化財になっているのは大広間棟と本館及び土蔵の3棟。   

 大広間棟は1階に現在の玄関・フロントや月の間等があり、2階に大広間がある。本館は今回宿泊する招月楼だ。1階が旧玄関で、2階が客室。映画「あゝ野麦峠」の舞台にもなった建物だ。その2棟の間に土蔵がある。
 なのでフロントから招月楼までの廊下が土蔵の大きさの分長い。だが、いたるところに配置されたレトロな調度品や壁の装飾など非日常的な空間に気分が高揚し、距離を感じさせない。むしろ博物館の様でおもしろい。廊下横のトイレの中までレトロ調だったりする。

 長い廊下を抜けると本館・招月楼の旧玄関に出る。
 入口のたたきからそのまま囲炉裏のある畳の広間に上がれるようになっている。昔の商家はさもありなんといった造りである。脇役の置物や壁の書、柱にかかった丸い古時計もいい味を出している。
 となりの小部屋には映画「あゝ野麦峠」にまつわる資料なども展示されている。映画は見たことがあったかどうか定かではないが、タイトルと「女工哀史」という切ない言葉のイメージはセットで頭の中に残っている。

 次はいよいよ客室のある2階だ。1階から天窓の屋根まで吹き抜けになっているので明るく開放的だ。広間の隅に階段がある。階段のすり減った踏板が経た年月の長さを物語っている。階段を上ってすぐの2階の廊下から1階の旧玄関の広間が見渡せる。いい趣向だ。

 さて、自分の部屋はどこだろう。期待が高まる。今回の予約では、招月楼を指定したが、どの部屋になるかはお任せだ。客室の扉の上には七福神の名と小さな面がついている。案内の仲居さんはズンズン進む。「毘沙門」、「布袋」、「大黒」を通り過ぎ、どうやら一番奥の部屋らしい。ということは「恵比寿」だ。

 扉を開けて仲居さんが部屋を簡単に説明。なんと襖には山岡鉄舟などの古文書(もちろん本物)が装飾として貼られている。そっち方面には審美眼も興味も持ち合わせていないので、とりあえず「へーッ」と唸るのみ。広縁の椅子に座ると、窓からは向かいの荒城川を挟んで本光寺が望める。
 さらにこの部屋には小上がりの小部屋がついている。しかも囲炉裏もある。使い方は自由だが、「囲炉裏端で静かにお酒を飲むのもいいですよ」と仲居さん。ちなみに昔は布団部屋だったらしい。結局この小部屋は使わなかったけどね。おひとり様だから本間だけで十分。

 仲居さんが出て行くのを待って、とりあえずビールだ。今回買ってきたのはアサヒのTHE BITTER-IST(ザ・ビタリスト)。黒ビールだと勘違いして買ったのだが、うれしい誤算で、なかなか美味い。名前の通り、苦みが効いていて、キリっと爽快という感じ。もう1本の赤ラベルは最近の定番SPRING VALLEY。ビールと共にしばし部屋の雰囲気を楽しむ。なお、この部屋は音でも楽しませてくれる。一歩一歩に床(畳)が軋み、建物の歴史の音を奏でてくれるのだ。文化財の宿はいくつか訪れているが、ここまでのは初めてである。楽しい(笑)。
(館内の様子はフォトギャラリー「八ツ三館」参照)

 時刻は16時半。夕食は18時にお願いしたから、そろそろ、風呂に行った方がいい時間だ。ちなみに、この宿には自家泉源はなく、流葉温泉からの運び湯とのことだ。とはいえ、温泉であることにかわりはない。
 お風呂は「せせらぎの湯」なる露天風呂付大浴場が二つ。時間制で男女入れ替えだ。加えて「おしどりの湯」という貸切風呂も二つ。貸切予約が入っていない時間は自由に利用できる。ただし男女別で入れ替えなし。なので入れるのは全部で三つだ。

 それでは、風呂へ行く支度だ。部屋に用意されている浴衣は二組。仲居さんが「一組は着替え用です」と言っていた。気が利いている。いつも風呂上りは汗をかいたりするので、部屋に戻るとTシャツなどに着替えて浴衣を干したりしていた。

 まずは「せせらぎの湯」。階段を下りてフロントの前を曲がって大広間棟の一番奥にある。遠い。階段も浴衣だと降りにくい。実は、招月楼にはエレベーターもある。その方が近くもある。でも折角なので階段利用の一択。

 廊下の調度品などを覗きながら「せせらぎの湯」の前に到着。男湯と書かれた青い暖簾をくぐって浴室へ。
 先客はいない様子。浴槽はタイル貼りで四角を基本とした変則的な形。木の柱や梁が装飾を兼ねて和的な空間を演出している。ジャグジーになっている一角でどっぷり浸かって寛ぐ。久しぶりの温泉独り占めだ。サイコ―。定番を数曲ガナってから硝子戸をあけて庭園露天へ移動。石を基調とした庭と東屋。小さいが、こちらも凝っている。空が青く、空気がさわやか。癒される。
 釜風呂もあるが現在修理中となっている。残念。
 
 「せせらぎの湯」に来る途中に貸切用の「おしどりの湯」がある。さっきは空いていた。まだ17時を少し過ぎたところ。空いていたら入ろうと考えながら、湯から上がって身体を冷ます。汗がひいたところで、浴衣を着直して廊下を戻る。
 よかった。貸切の札は出ていない。青い暖簾の扉を開けて覗き込む。こちらも誰もいない。
 コンパクトな浴槽だが、「寝湯」ができるようになっている。他に誰もいないから憚ることはない。仰向けに寝そべってちょーリラックス。湯温も適度。まさに極楽。誰も入ってくる気配がないからしばし堪能。
 夕食の時間を考えると、そろそろ上がって部屋に戻るころあいか。お風呂は満足満足。


    つづく

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部屋も館内の雰囲気も、そしてお風呂も満足のようだね。このあとは今日のクライマックスの夕食とお酒の時間。なんたって料亭旅館だからね💖
つづきは「後編」なんだけど、忘れないうちに早く書かないとね、ご主人💕

👀画像の引用元:  11、12、13番目は「八ツ三」公式HP

             


温泉ふたりたび日記 「箱根湯本 萬翠楼 福住」2025.7. 6 - 7 (後編)

    こんにちは。ナッツとココです。 いよいよオーラスの萬翆楼見学だね。  通常は15号室のみの見学だそうだけど、今回は宿の予約の時から文化財や建築に興味があるって要望していたから、その熱心さに応えて25号室と35号室も特別に案内してくれるんだって。  よかった ね、 ご主人...