「いさご屋旅館」
身延山久遠寺参拝と泣き笑いの下り坂
9月24日 朝9時15分 出発
続いていた9月の長雨も今日明日は晴れ時々曇りの予報
さすが「晴れ男」
さて、今宵の歴宿は身延山の「いさご屋旅館」
久遠寺の参道にあり、寺の指定旅館にもなっている
今回の旅については以下に詳細を綴るけど、、、、今回もイロイロありました。
タイトルのとおり久遠寺はもちろん参拝したし、
宿のお勧めで朝のお勤めにも参加できた。
それはトッテモよかったのだが、、、
実は前回の四万温泉から帰ってきて以降のギックリ腰も、
やっと大分よくなってきたので、
ちょっと気が緩んで判断ミスしちゃったって感じなのだ。
なんとか無事で帰還できたからいいけどね。
これを書きながら反省だ(笑)
さて、新東名清水JCTから「なんぶ」まで中部横断道
約1時間
定番「道の駅なんぶ」到着
トイレを借りて、その後は52号へ下りる
ローソンに寄って夜用の缶ビール調達
青鬼、YonaYonaがあった(嬉)
只今 9時10分
ココから先は国道52号の一本道 身延山まで約15分
52号を左折し身延山の参道へ
すぐに総門が見えてくる
総門
総門から数分で土産屋が並ぶ通りへ
この先の寺の近くにも駐車場があるらしいが、店を覗きながら歩くのも一興ってなことがどなたかのSNSに書いてあった
「それもそうだ」と賛成して、町営の無料駐車場に置かせてもらう
時刻は10時半
平日だし、時間が早いから人影はまばら
お店も準備中だったりする
駐車場近くの案内図
表参道を右折した東谷参道の通りに「いさご屋」がある
なるほど イイ佇まい
キレイなピンク色だ
春先にお化粧直ししたらしい
宿のブログに工事中の写真が出ていたので宿泊を見送った経緯がある
数分で到着
ここは山門ではなく「三門」
エーッ⁉
「ブッポウソウ」って「ブッポウソウ」じゃなかったの―っ!
刷毛をサッと払ったような一直線の雲
三門の脇
三門の下
蓮の意匠かな⁉
三門を潜りながら先を臨む
石畳の先にはアノ石段がある
橋を越える
橋から三門を振り返る
石段が近づいてきた
手前まで来たけど悩む
なんてったってギックリ腰が完治してない
当初に比べたら大分よくなったんだけど、
ここ3週間くらいは日課だった運動は全くできていないのだ
一応、今回の旅の第一目的は歴宿「いさご屋」に泊まることなのだが、
折角なので少なくとも久遠寺にはお参りしたい。
腰の調子が悪ければ石段を避けて、上まで車で行く選択肢もある。
でも、今のところ痛みはない。ならばリハビリのつもりで石段に挑みたい。
そんな気持ちが強くてここまで来たのだ。
でも、なかなか強敵そうだ
この選択もありそう
これも
悩んだ末 石段挑戦に決定
三門は既に小さい
手すりに捕まって 一歩一歩 上る
途中の踊り場ごとに休憩
腰の調子を確認しながらユックリ
ヤッターっ!
さすがに疲れたけど 階段踏破!
石段のテッペンから五重塔が見れてウレシイ
感激の激写
空に映えてキレイ
そして本堂
お賽銭入れて 合掌
少額で恐縮
自由に回ってイイらしい
ちょうど障子の補修・取り換え作業をやっている業者さん(多分)がいたので、
この本堂だけで何枚の障子戸があるか聞いたら、180枚なんだそう。スゴイですねー
本堂から隣の祖師堂
祖師堂の屋根
んっ、屋根の下のアレは何の姿?
「力神(りきじん、りきしん)」とか「力士」、
または「天邪鬼」と呼ばれることもあるそう。
なかなか魅力ある姿だ。
本堂から祖師堂へ渡る
祖師堂の軒裏
祖師堂から五重塔と本堂
以上、祖師堂
さらに「報恩閣」へ
ここでは御朱印を含め、いろいろな受付窓口
「報恩閣」には休憩室、トイレもある
無料で湯茶をいただける
御真骨堂拝殿の軒下(多分)
ゾウさんがキレイ
仏殿(多分)
以上、仏殿
客殿の廊下
この赤いカーペットを踏むと「キュッキュッ」っていい音がする
「何か細工があるのかな」って思っていたところへ
ちょうど僧侶(多分)が通りかかったので聞いてみたら
「なんの仕掛けもないですよ」とのこと(笑)
廊下の窓から庭も見える
さらに奥の旧書院って案内の出ている方に行ってみる
奥にリッパな広間があった
ここは写真OK
さっき通りかかった袈裟の僧侶に確認済
釘隠しの鋲
欄間がスゴイ
2枚×2か所
さらに裏表で図版が異なっているから合計8枚
もちろん全部意匠が違う
襖絵もイイ感じ
リッパな広間でした
さっきと同じ庭を旧書院前の廊下から
以上、客殿・旧書院
本堂に向け廊下を戻る
廊下の途中 昔の身延山の様子
イイ男が写ってる鏡があったのでパシャリ
祖師堂まで戻ってきた
本堂から
本堂から出て、時刻は12時10分
宿のチェックインは午後ならいつでもイイですよと言われているが、
一応15時ころを目途にしているので時間はたっぷりある。
ということで、この後、山頂の「奥の院」や展望台にも行きたいが、
どうやって行こうかな。
さすがに往復歩きは腰にも時間的にもNGなので選択肢は3つ。
①往復ロープウェイ
②行きのみロープウエイ、帰りは歩き
③行きは歩き、帰りのみロープウェイ
石段は意外にスンナリと上れた。
ならば、②か③で、もう少しリハビリやってみようかな。
東西2種類のコースがあるらしいけど、東の登りは2時間半、下りは2時間。
西は少しコースが長くて東より30分くらい時間がかかるらしい。
さすがに登りは止めておいた方が賢明かな。東コースの下りをユックリ下りてくるのが今の自分にはちょうどいいくらいかな。よし、②で東コースを下ることに決定だ。
結論から言うと、この選択が甘かったんだけどね
ロープウェイ乗り場へ向かう
さすが「ゆるキャン」の聖地
さっき売店で調達したミネラルウォーター
乗車時間7分
スピードが結構速い
山頂 到着
出迎え ご苦労
とりあえず奥の院へ
日蓮上人が故郷・親を偲んだんだそう
北側展望台
パノラマでパシャリ
そろそろ13時
お腹が空いた
山頂駅の2階に食堂がある
行ってみる
外階段から2階へ
メニューもイロイロ
窓際の席について出来上がるのを待つ
窓からの眺望
名物「湯葉そば」
美味しかった
「ごちそうさまでした」
駅の隣の展望デッキにも寄ってみた
運が良ければ富士山が見えるのかも
ここでもパノラマ
さて、いよいよ下山の時間だ。
東コースの下山道のスタート地点は奥の院の方に戻った「南側展望台」の脇だ。
「南側展望台」からパノラマでパシャリ
方角的にはさっきのデッキと同じ感じ
展望台の脇に「下山道」の表示
ココからスタートだ
時刻は13時20分
腰も足も大丈夫そう。
栄養補給したし、水も持ってる。
よし、行こう。
出だしはヤル気満々
こんな写真まで撮っちゃって
ところが出発早々、なかなかの急勾配
しかも足元がズルズル滑る
昨日まで雨が降り続いていたらしいけど、ぬかるみがないのは幸いだけど
10分くらいのところに祠
ここまで一旦動き出すと立ち止まれなくなるくらいの急勾配
一気に下りてきた感じだ
このとき既に「腰は痛くはないが、足がヤバそう」な予感
その下にも建物かある
行ってみる
「法明坊」の表札
ロープウェイでもらったマップで確認してみる
エーッ、まだここか―
そりゃ、出発してまだ15分ちょっとだからね
ここに表示が出てた
土手のキノコ
キレイな色
でも毒あるかもね
この時点で既に膝が笑い始めていたハズなんだけど、
まだこんな写真とるくらいは余裕あったのかな
あれっ、ここから道が舗装だ
写真の上が下りてきた道(砂利道)
ここは木が伐採されていて見晴らしがよくなってた場所
記憶では既に相当膝に来ていた
休みながら膝の屈伸もしながらスローペースだ
急勾配になったらジグザグに進んで傾斜を緩和して進む
舗装は滑らないので歩きやすいけど、膝への負担がこれほどとは
途中で杉の枝を2本拾って杖にした
これは非常によかった
この2本のお陰で最後まで歩けたと言っても過言ではないほどに
加えて大声で歌も歌った
ハマショーはもちろん
大瀧詠一など歌える歌のメドレーだ
お陰で元気出た(多分)
やがて前方が開け建物が見えてきた
石積みに立てかけた2本の枝が
ワレを助けてくれた杉枝の杖(感謝)
この「大光坊(三光堂)」を少し下ったところにトイレのある休憩所があったので小休止
ちょうどここが中間地点
時刻も14時20分
出発してから1時間だ。
小休止ののち、意を決して出発。
しばらく進むとワレと同年代っぽい夫婦(多分)が向こうから上ってきた
「こんにちは。そろそろ半分くらいですかね」と声を掛けられた。
「こんにちは。最後の方が未舗装で、急勾配だから、残り3分の2くらいの感覚かな」。
2人で「エーッ」って言ってた。
これから上るんじゃ大変だ。
ワレも気合を入れないとメゲてしまいそうだ。
いよいよ膝が痛い。で妙案浮かぶ。「後ろ向き歩き作戦」。
これが楽ちん。膝の負担が軽くて、ほぼ無くなった感じ。
下り坂の後ろ向きだからキケンだが、ここでも2本杖が役立ってくれた。
これなら大股で歩ける。これまでの2倍速にスピードアップだ。
「丈六堂」に到着
見込み通りなら残り30分
なんとか行けそう
そして残り10分の表示
「鬼子母神堂」が近くらしいけど、見えない程度には脇道に入るらしい
さすがに寄り道する元気はない
後ろ向きの行進は続く
あっ、五重塔が見えてきた
感無量
でもまだ距離がある
もうひと頑張り
ついにロープウェイ乗り場の入口まで降りてきた
時刻15時20分
なんと出発からピッタリ2時間
よくぞ歩いて来れたものだ
しかも通常の所要タイムでね
ココから先は杉枝の杖を持って歩くのは憚られる
看板の横の土手に2本の杖を丁重に安置
「お世話になりました」合掌!
この杖が無かったらココまで歩けなかった(多分)
さて、ここまで来れば、万が一歩けなくても何とかなる
行けるところまで行ってみるか
で、とりあえずこれに乗ることにする
とにかく楽に下れるし、しかも無料 アリガタイ
でも、この先はロープウェイに最寄りの「せいしん有料駐車場」
宿の方に向かうにはちょっと遠回りになることは分かっていたけど
予想以上にここからの下り坂がキツカッタ
沢沿いの道路の欄干を掴みながら後ろ向きで一歩また一歩
でも大股で歩ける やっぱり下り坂は後ろ向きが楽ちんだ
三門に到着
ここから我が愛車「流星号」の待つ町営駐車場までも下り坂だけど勾配は大分緩やかだからOKだ。
足と膝がガクガクだから車のアクセル、ブレーキがちゃんと踏めるか心配だったけど、これも問題なし。
流星号を慎重に発進して「いさご屋」へ。
ちょうど宿の主人っぽい人が出ていてくれて、流星号のウィンカーの点灯を見るや、すぐに駐車場に誘導してくれた。
「お待ちしてました」と言いながら荷物を預かってくれる。
今日ばかりはワレもヘトヘトだから好意のままにお願いした。
この宿のご主人、思っていたより若そうだ。
玄関からそのまま3階の部屋へ。
ギックリ腰だったことや、奥の院から歩いて下りてきてヘトヘトなことを話しながら、ご主人の後に続く。
部屋は3階5番を指定しておいた。この部屋はオタクの間では有名な部屋。この宿で最も昔の趣を残している。
ちなみに、「いさご屋」の歴史は古いらしいが、元の建物は火事で焼失してしまった。
新築するとなると時間がかかる。そこで、ちょうど富士宮の旧遊郭の建物が手に入り、ここに移築したのが現在の建物ということだ。
ここがが3階5番の部屋だ。
床の間の中抜きの柱が眼を引く
遊郭らしい凝った飾り窓や障子欄間もキレイ
そして何と言っても網代天井がミゴト
竿で真中に寄せているので船底のようにも見える
でも、それは目の錯覚のようだ(多分)
6畳間だけど、意匠は十分で満足
ご主人がワレの趣味を察して、館内を案内してくれるとのこと。
「あれっ、足・膝が痛いんじゃなかったっけ?」と問われれば「痛い」のだが、
そこはオタク魂。
こういう時には痛みを忘れてしまうのだ。
ということで、まずは3階の道路側の部屋の窓から。
やはり高欄がイイ。
春先の化粧直しで塗り替えたばかりとのこと。
軒天
ご主人によると山梨県で登録有形文化財になったのはこの宿(他1軒)が最初とのこと。
当時は有識者が数名で何日にもわたって泊まり込みで「本物かどうかの見極め」調査を受けたらしい。その口調から大変だった様子が伺われる。
「そうだったんですねー。大変だったんですねー」と返答するしかない。
ワレの知識では登録有形文化財は「使いながら保存する」という新しいコンセプトの制度。所有者が利用しやすいように改築(リニューアル)できるよう規制が緩やかで、「ホンモノの文化財」という証明はしてくれるけど、その代わり補助金などの支援はないのだ。
そのあたりが所有者にとっては難しい制度なんだろうなーと思ったりする。
実際、折角登録有形文化財になっても、早々に廃業(休業)に追い込まれる宿が少なからずある。理由は単に経済的なものばかりでなく、後継者不足などもあるようだが、いずれにせよ老舗ゆえの苦難であろうと想像する。
ご主人も、この宿と同時期に文化財に登録された宿はすでに閉館になってしまっていると言っていた。
確かにワレの文化財リストだと山梨県にはここ「いさご屋旅館」のほかに2軒、「下部温泉大市館」と「岩下温泉旅館」があったが、いずれも閉館(休業)している。
ネットで検索すると「HOTEL菊嶋邸」なる古民家再生の高級宿もヒットするが、HP
をよく見ると文化財の「候補」となっている。
ということは、残念だけど、宿泊施設としては、この宿が山梨県唯一の国登録有形文化財ということになる。
幸い、ここのご主人は若いし、接客は丁寧だし、SNSなどでは料理ほか諸々のサービスもイイという高評価だ。身延山指定宿だし、参拝者にとってはロケーションもイイ。
多分この宿は大丈夫だ。「ガンバレ歴宿 いさご屋旅館」。
いやはや、到着早々このような長話で恐縮。
でも、宿の所有・経営者だけでなく、ワレのような歴宿オタクにとっても大問題なのだ。
それでは、館内観察に戻る。3階から2階へ移動だ。
2階の広間
この広間は、富士宮から移築後に作り直したとのこと。
元は2部屋だったものを大広間へ改築。
天井も大工の粋で船底天井の意匠に。
この床柱はかつて身延にあった吊り橋に使われていた材を持ってきたんだそう。
この柱は畳を見ての通り、元は四角だったらしいけど、
補強を兼て今の様になっているらしい。
続いて2階の客間。
3階とは違う意匠の高欄。ステキ
この宿の客間は2階と3階にある。
2階の方が室内のリニューアルが進んでいる。
ココもご主人のお勧めの見どころ。
2階から1階厨房に続く螺旋階段
壁のR(アール)がキレイ
床板はヒノキの一枚板だ
ちなみにご主人によると、この階段の床板の元の色は腰壁と同じ濃いブラウンだったらしい。この宿に研修で泊る身延山大学などの学生が好意で磨いてくれた結果、こういう色になった(なっちゃった)んだとか。まぁ、微笑ましい話ってことかな。
階段下(1階)
上へ
キレイな曲がり
2階へ
2階から見下ろす
以上、ご主人の案内による館内観察会終了
「ありがとうございました」
これは2階から3階への階段
でも、3階には上がらず、そのまま1階に下りて玄関から外へ
まだ、外観をちゃんと撮っていなかったのだ
行ったり来たり
入母屋の玄関
その上の高欄もいかにもって感じだ
玄関
タイル張りだ
ご主人によると、前の参道を通りかかった職人さんが「見学させてください」
って来ることがあるそう。
以前にこのタイルを撤去して、玄関をリニューアルする話を業者さんにしたら、
「絶対やめた方がイイ。それは止めてくれ。」と言われたとも話していた。
確かにこの模様をじっと見つめていると小さな四角が段々に立体的に見えてくる・
スゴイのかも。
玄関入って右側
正面
2階への階段があって、その左に風呂への廊下がある
ちなみに右の座敷に女将さん(ご主人のお母さん)が控えていて、要所要所で客に声を掛けてくれる。
玄関のタイルを振り返る
風呂に続く廊下
文化財プレートや証書がここに
階段を上がって2階へ
土産物コーナー
さっき案内してもらった2階の客間
自由に見学できる旨承諾いただいている
左は螺旋階段
回れ右して3階へ
3階への階段
3階
3階の他の部屋は高野山の学生の勉強部屋に貸し出し中のこと
見学不可だ
5番の部屋(右の障子)に戻る
正面奥は共同の洗面・ トイレだ
ちなみに洗面もトイレもリニューアル済でキレイ
特にトイレは自動センサーで蓋が開く
最新のヤツ 快適
さて、そろそろお風呂 浴衣に着替えて1階へ。
温泉ではないけど湯温はちょうどよくて、広めの浴槽でキレイ
イイ湯でした。
部屋に戻って本日の1杯目
なんぶのローソンで調達した「YonaYona」
缶ビールはすぐに飲んじゃった。
2階にセルフの冷蔵庫があって、ビールやワインもある。
ワインをいただこうと思ったら基本ボトル売りなんだそう。
そりゃ多いな。よくみると空いているボトルがあるではないか。
「これは?」って聞いたら、前のお客さんがグラスで飲んだ残りだそう。
「じゃあ、僕もこれでいいのでグラスでもらえませんか?」
「わかりました。では特別にグラスで用意します。」ってこれ部屋に持って来てくれた。
「エッ、これって無料サービス⁉ ありがたくいただきます」
煎餅つまみながら美味しくいただきました。
夕食は18時予定だったのを、出来次第に変更してもらったら、
17時半に部屋の持って来てくれた。
SNSなどで聞いてはいたけど、なかなかのボリューム。
もちろん美味しい。
ワインは残高なくなってたので、瓶ビール
さすがにビールは有料
ちょうど薄暮の時間だ
夕食を中座して、外へ
3階の客間の窓からの夜景もパシャリ
部屋に戻って夕食再開
満足 満腹
「ごちそうさまでした」
下げ善してもらってまだ18時半前
とりあえず布団を敷いてゴロリ
照明を落としてiPadでdアニメ開いたら「クレバデスⅡ」の最新話が届いてる
このアニメ、なかなか面白いのだ
見ながら「おやすみなさい」
で、アニメ見たのかと問われれば、「見てない」
睡眠アプリのログ見たら18時半に入眠してた
速攻で眠ったってことだ
翌朝はスマホのアラームで4時半に起床
なんでまたそんなに早くかっていうと
宿のご主人の勧めで久遠寺の朝の勤めに参加するのだ
開始は5時半なので5時にご主人が寺まで送って行ってくれるのだ。
腰・膝の局所ではなく、もう全身が筋肉痛で悲鳴を上げるって感じだ。
ガマンの人になるしかない。
そろそろ5時。行かねば。
この時計はちょっと進んでいる。まだ5時数分前。
筋肉痛に顔をしかめながら玄関に下りると、ご主人ともう一人の客が既にスタンバイ。
そこは笑顔で「おはようございます。お待たせしました。」
早朝の久遠寺境内。まだ夜が明けきれていない感じの空だ。
朝のお勤め会場はこの本殿
境内を行ったり来たりしてる間に空が明るくなり始めた
ちらっと朝焼け
キレイかも
遠くから太鼓の音が聞こえ出した
そして隣の祖師殿から太鼓が響きだす
向こうから僧侶の皆さんが近づいてくる
そろそろ堂内に入って待機だ
朝のお勤めは定刻通り5時半から始まった
総勢30人くらいの僧侶による読経の合唱は大迫力だった。
一般参加者は10名くらい
我々も焼香させていただいた
読経が終わったのち、住職⁉のあいさつ(法話)を拝聴し、最後に栞のようなものが配られたので記念にいただいた。
ちなみに住職のお話は年令や月などを例にした「旧暦」に関わる諸々であった。
まとめると「旧暦をもっと大切に暮らした方がいいよ」
っていうような感じだったかな(違うかも)。
この後に祖師堂でも若手の僧侶による読経と法話があるらしい。是非参加してほしい旨案内があったので行ってみることにする。宿の主人も、時間が許すのなら参加してやってほしいと言っていた。ワレには時間いっぱいあるからね。
祖師堂に向かう。
読経と法話が終わって7時を回ったところ。
ちなみに法話の内容は、今読んだお経は「比喩」の話だったこと。「比喩」とは衆生に真理を分かりやすく伝えるための「例えばなし」。それをお経(教え)として綴ったものであるというような話だった。
宿に電話かけて迎えに来てもらう。
待ち合わせの休憩所に入いったら手書き調のマップが置いてあった。
文化財の建物には赤い印が付いている。
「いさご屋」も文化財として赤印で載っている。
そういえば、SNSで次のような記事を見つけた。
要約すると「身延山久遠寺境内の建築物には国指定重要文化財がなく、登録有形文化財の数も多いとは言えない。しかし、寺の魅力は文化財の数だけで決まるものじゃない。久遠寺は桜で有名だが、その他の魅力もたくさんある。魅力の発進には顔出しが有効。だから僧侶は顔出しで、もっと情報発信せよ。」って感じでスゴク応援していた。
ワレは今回ちょっと境内を回っただけの門外漢だがこの筆者の意見に全く同感だ。
確かに高野山と比べると文化財が少ないかも。でも高野山は金剛峯寺を頂点に、110以上の寺院の集合体みたいな山(町)だからね。それぞれの寺院が独自の存在をアピール(競合)しつつ高野山全体を盛り上げている感じだし。
対して、身延山は久遠寺だけの山だけだからね。
その筆者のプロフィールを見ると、どうやら宿坊関係(事業啓発)のプロ。寺院側の目線で宿坊の利点(魅力)をこんな風に書いている。「宿坊は滞在型の観光。日帰りで済むところを一泊に。見るだけで終わる観光を体験に。触れることのなかった仏教には接点となる」と。
なるほど、「宿坊」を「歴宿(文化財の宿)」に、「仏教」を「歴史・文化」などと文字を置き換えれば、ワレの歴泊推しのコンセプトと合致する(笑)。
さて、ご主人が迎えに来てくれた。
車に乗って宿へ。そして早々に朝食。
朝早かったからお腹ペコペコだ。
「ごちそうさまでした」
時刻は8時。さて、これから何するか。
元々の予定は「名湯百選」の下部温泉と増冨温泉の両方に立ち寄りする予定だったが、体調がこんなじゃ温泉を梯子っていうのもねー。
グーグルマップによると増冨温泉はここから1時間半くらい北上しなきゃならないらしい。
ちょっと遠い。なら20分くらいで行ける下部温泉だけにしておこう。
宿の主人に言ったら、最近できた日帰り施設もお勧めだそう。
これで予定決定だ。
下部温泉の施設は10時かららしいので、ちょっとゴロっとしたいところだが、寺から帰ってきた時点で布団を片付けてくれてあった。残念。でも座布団があるさ。
そろそろ9時。ちょっと早いけどチェックアウトだ。
2階の土産物コーナーで会計を済ます。お土産のお菓子も少し。
女将さんとご主人が見送ってくれた。
山頂への登山(上り)をリベンジしたいので、また来ます。
「お世話になりました」
身延山を下りて、富士川沿いを走り下部温泉駅に到着。9時半だ。
目的の温浴施設は線路を挟んでこの駅の裏側。時間調整にブラブラだ。
駅舎の中
雰囲気よさげなお店
11時から営業みたい
旅館の並ぶ温泉街はここから奥に進んだところのようだ。
車に引き返して行ってみる。
駐車スペースがあったので車を止めてパシャリ。
あとから気付いたのだが、この橋の向こうに写っているのが「大市館(裕貴屋)」。
なかなか趣がある建物だなとは思ったが、そうだったんだねって感じだ。
こういう宿が無くなっていくのは寂しい。
ネット情報によると2010年ころ一度廃業し、経営者が変わり「裕貴屋」として再開したようだが2020年ころから再度休業になっているらしい。
ジムを併設しているらしく、年配のジジババがトレーニングシューズを抱えて入ってゆく。
こういう施設はほぼ初めて。受付で料金を払おうとしたら後払いだそう。バーコード付きのバンド(ロッカーのカギ)を渡されて、早口の説明を受けたのだが、何を言ってるのか分からなくて聞き返してしまった。館内の売店・食堂の利用は全部バーコード読み取りして、最後に清算なんだそう。「ジジイなんで理解力無くて恐縮」。
オーっ、みんないるねー。
みんな除菌スプレーみたいなの持ってるんだねー
お風呂は内湯の浴槽2つ、サウナと冷水浴槽が1つ、歩行用の浴槽なんていうのもあった。
露天風呂と、それとは別に寝湯のスペースもあり、至れり尽くせりな感じ。
料金は大人(町外)1250円。食堂や休憩スペースもあり、ゆっくり過ごせそうだからお得かも。
時刻は11時を回ったところ。
ここの食堂は11時半からなのでパス。
さっき駅の近くで見た見たよさげな建物の店も気になるが、鉄板焼きじゃ、ちょと重いかも。道の駅にでも寄って帰ろうかな。
ってことで、30分後「道の駅 なんぶ」に到着。
軽く食べることにする。
「焼津マグロ節ラーメン」が気になる。特に「マグロ節」っていうのがね。
スープはカツオ節より上品⁉
面は細い棒の麺でスープとマッチ
サッパリしていて好き
リピしたいかも
「ごちそうさまでした」
南部ICで中部横断道に乗って、清水から新東名を順調にドライブ。
我が家に帰還は13時ちょっと前。
以上、身延山 一人旅 (完)
P.S. 前回の四万温泉でギックリ腰
まだ完治せずの状態で今回の身延山
山頂から歩いて下山するのは、リハビリとしてはまだ早かった(反省)
しかもこんなマップ見つけた。
右下に「東ルート」の注意書きが書いてある。
行く前に知っていれば判断変えたかもなんだけどね。シャアナイ
そして、これを書き上げた今は、9月27日(日)の11時30分。
まだ筋肉痛がヒドイが、昨日がピークだったって感じだ。
腰痛も残ってるし。
トホホ
でも、これもイイ思い出だ(笑)
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