2025/06/25

温泉ふたりたび日記 「粟津温泉」2025.6.20-21 (前編)


 こんにちは。ナッツとココです。今回は加賀温泉郷 粟津温泉の旅日記だよ。ちなみに奥方様とのふたり旅。二人だけでの旅行は30年ぶりなんだって。まあ、いつも家族三人だったからね。
 さて、旅の目的は国登録有形文化財になっている北陸最古の宿「法師」。創業1300年っていうんだからすごいね。
 粟津温泉までは遠いけど今回は奥方様がいるから、疲れたら運転代わってもらえるね、ご主人💕
 フォトギャラリー「北陸最古の宿 法師」「あわづ温泉散策」と合わせて読んでね。

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温泉ふたり旅 

「粟津温泉」(前編)

 梅雨の季節にもかかわらず今回も天気は上々。天気予報によれば日中の気温は30度を優に超えるそう。暑いけど、まあ、雨よりはいいか。グーグルマップだと粟津温泉まで最速で4時間半。昼休憩などを見込んで約6時間だ。

 今回は奥方を誘って、30年ぶりの二人旅。朝9時少し前に我が家を出発。小腹が空いたので岡崎SAの「パンの虎」って店
(多分そんな名前だった)でメンチカツバーガーをゲット。

 軽くのつもりがちょっと重かった。フードコートで食する間、奥方は店の探索。早々に何やらお土産っぽいのを買っている模様。その後も順調にドライブ。概ね1時間程度走って伊吹PAでトイレ休憩。

 昼の混雑を避けて、13時ころに南条SAに寄って遅めの昼食。かき揚げの冷たい蕎麦。そばの腰もほどよく、かき揚げもパリパリでいい。失礼ながらSA飯にしては結構美味。奥方は焼きサバ寿司と冷そばセット。こっちも美味いって感想。

 車に戻ってナビを再確認すると、南条SAから粟津温泉の宿までは残り1時間強。概ね15時着という表示が出ている。ほぼ予定した時間通りだ。

 ここで奥方が運転代わってくれると言うのでお願いする。助かる。
 加賀ICで高速を降りて、その後も目的地まで奥方の運転で宿の駐車場に無事到着。
 時刻は14時45分だ。

 今夜の宿は北陸最古、創業1300年を誇る「法師」。玄関軒先の紫の暖簾。二階の円形の格子窓。老舗の風格ともいえる趣のある構えだ。

 さらに宿正面の公道(車道)のど真ん中に「黄門杉」なる樹齢400年の大木が鎮座。説明によれば当時の加賀藩主(黄門様)お手植えの杉とのこと。そりゃ、黄門様じゃ畏れ多くて邪魔でも切れないね。

 チェックインは15時の予定。もう少し時間がある。奥方も宿の景観が気に入った様子。二人とも炎天下にもかかわらず、手荷物を抱えたまま、玄関前を行ったり来たり、スマホでパシャパシャ。一通り撮り終えて中へ。

 入ってすぐ右手がフロント。チェックインの準備ができるまで向かいのラウンジで待機。エントランス・ロビーは所々に太い柱があるものの、木造としてはなかなかの大空間。広々。



 ちなみに、法師の施設のうち、この玄関棟(新春の館)と中庭の離れ(延命閣)の二棟が国登録有形文化財。さらに中庭(日本庭園)は国登録記念物になっている


 ほどなくチェックインの順番が来て、仲居さんに案内されて客室へ。今回の予約では、新春の館二階の和洋室を指定。でも部屋の配置まではわからない。

 案内されたのはエレベーターから一番奥の515号室。「紅梅」という札が出ている。なんとも幸運。角部屋だ。


 14畳の和室と6畳くらいのベッドルーム。和室の窓からは日本庭園が見下ろせる。室内は改装されていてレトロ感はあまりないが、問題なし。十分満足。



 難を言えば、ベッドルームの日当たりが良好過ぎて、障子窓を閉めても、外からの熱気が半端ない。遮光できる引き戸もあるとベターだけど、しゃあない。(もしかして、窓の外に雨戸があったのかも。笑)

 とりあえず、持参した缶ビール(最近お気に入りのビタリスト)を飲んで一息。ちょっと温まってしまっていて残念。奥方は部屋にあった緑茶を淹れて「乾杯」。

 時刻はまだ15時を少し過ぎたところ。この時間なら風呂を独泉できる可能性大だ。行かない手はない。
 ちなみに法師の風呂は大浴場とそれに付随する露天風呂が男女別に一つずつ。男湯が「豊明」、女湯が「艶明」。そのほかに有料の貸切風呂が二つある。


 奥方は部屋で待っているそう。テレビでちょうど好きな「相棒」の再放送をやっている。なるほど。では一人、浴衣に着替えて温泉へ。
 大浴場は「夏の館」の1階。期待に違わず「豊明」の脱衣場にも浴室にも誰もいない。「独泉」だ。今のうちにスマホでパシャパシャ。


 内風呂は床も浴槽も石のタイル張り。特別な趣はないが、とにかく広い。浴槽には仕切りがあって、注意書きによると、奥に行くにしたがって熱くなっているらしい。洗い場は20か所近くある。入口の脇にはサウナ室と水風呂も完備。


 内風呂のガラス戸を開けて、露天風呂へ。こちらも石のタイルの床と浴槽であるが、塀に沿って苔むした石と植栽がいい感じに配置され、心を和ませてくれそうな風呂だ。

 いそいそと脱衣室に戻りスマホを置いて、いざバスタイム。いやカラオケタイムだ。浴槽の奥側は説明のとおりそれなりに熱い。のんびり湯に浸かりながら歌を歌うなら、真ん中あたりが適温。入口に気を配りながら数曲熱唱。やっぱり広い風呂は気分いい。でも広すぎてエコーがイマイチなのはちょっと残念。


 しばらくすると数人がご来場。しゃあない。露天風呂へ移動して独泉キープ。とは言え、塀の外がどうなっているか分からないので大声は憚られる。抑えめの声でガマン。ワンマンショーの宴たけなわのところで、内風呂からの客襲来。露天の独泉も終了。

 風呂場に来て既に1時間近く。そろそろ部屋に戻らないと奥方の機嫌も気になる(笑)。
 サウナには入ってないが、水風呂で茹った身体をクールダウン。さすがに最初は冷たいけど、慣れてくると気持ちいい。

 部屋に戻ると、奥方は自販機で買った缶ビール飲みながら、「相棒」を見てお寛ぎ中。時刻は16時。夕食は18時にお願いしたから、まだ2時間ある。建物内の探検と庭園散策を提案したところ快諾。それでは仲良くお散歩だーっ!

 つづく

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 やっぱり、長距離ドライブは途中で運転代わってもらえると大助かりだね。よかったね。
 それにもまして、長風呂で奥方様を待たせても上機嫌でよかったね、ご主人💖
 このまま、機嫌損ねないように気を付けなくっちゃね💞
 

             




2025/06/22

フォトギャラリー(2025.6.20-21  粟津温泉 その2 周辺散策)

 

粟津温泉

総 湯


なんと木の上の白い斑点はシラサギ(営巣)

養老山 大王寺
泰澄大師による粟津温泉開湯に由来する寺)

旅館に挟まれた狭い参道(階段)

雑草が繁茂 この時期しゃあないかも



ハニべ巌窟院



洞窟入り口

洞窟内はひんやりして気持ちいい

彫塑家だった初代院主の作品を多数展示




洞窟への手前にある老朽化した家屋
(もしかしてアトリエだったのかも)

ハニべ巌窟院は日本遺産
(小松 石の文化)の構成施設



若宮八幡神社(同じく日本遺産の構成施設)



鵜川石切場跡(同様に日本遺産の構成施設らしいが
雑草や格子状のコンクリート壁で何だかわからん状態



以上、温泉ふたり旅にて

















フォトギャラリー(2025.6.20-21  粟津温泉 その1  北陸最古の宿「法師」)

 

粟津温泉

法 師(国登録有形文化財)


法師正面 外観


法師 玄関前の道路

黄門杉  さすが黄門様、道路真ん中に鎮座

エントランス  フロント

エントランス

ロビー 

ロビー ラウンジ

ラウンジ

2階 新春の館(玄関棟) 客室への廊下


2階 新春の館(玄関棟) 客室前

2階 新春の館(玄関棟) 客室515「紅梅」

広々14畳

窓から望む庭園

庭園も国登録記念物

ベッドルーム

家紋入り電話

温 泉


脱衣所 休憩所

大浴場(男湯 豊明)


露天風呂




サウナ

水風呂

庭園に佇む離れ「延命閣」(国登録有形文化財)









庭園から玄関棟(新春の館)を望む


2階の障子窓が開いている部屋が宿泊した「紅梅」

食事処

九谷焼?っぽい襖の取っ手


夕暮れの宿





玄関脇の文化財登録プレート



以上、温泉ふたり旅にて
































温泉ふたりたび日記 「箱根湯本 萬翠楼 福住」2025.7. 6 - 7 (後編)

    こんにちは。ナッツとココです。 いよいよオーラスの萬翆楼見学だね。  通常は15号室のみの見学だそうだけど、今回は宿の予約の時から文化財や建築に興味があるって要望していたから、その熱心さに応えて25号室と35号室も特別に案内してくれるんだって。  よかった ね、 ご主人...