外はまだちょっと暑いみたいだけど、ご主人はそんなに感じてない様子。水風呂に入って身体冷やしてたからね。今はちょうどよくても、はしゃぎすぎて風邪ひかないようにね、ご主人💕
フォトギャラリー「北陸最古の宿 法師」、「あわづ温泉散策」と合わせて読んでね。
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温泉ふたり旅
「粟津温泉(中編)
ちなみに、ネットで予約した時に感じたのだけど、この宿の料金体系はかなりリーズナブルだと思う。さすがに貴賓室扱いの延命閣や温泉風呂付の特別室などはそれなりの料金だが、部屋や料理に拘らずに、基本的な一泊二食ならかなり財布に優しい。中でも「夏の館」は湯治客向けに、さらにお得な宿泊プランがある。
今回の宿泊は文化財棟の部屋指定でありながら、今までで最もコスパいいかもしれない(笑)。まあ、おひとり様じゃなくて、二人一部屋ってこともあるから単純に比較できないけどね。
料金の話はそこまで。散策に戻る。秋の館はちょっと離れて建っているため渡り廊下が結構長い。その廊下の途中に庭園への出入り口がある。庭用の草履に履き替えて中庭へ。
時計を見るとそろそろ17時。奥方は夕食前に風呂に入ってくるそう。部屋に戻って奥方を見送り、冷やしておいたビタリストをゴクゴク。iPadでゲームを少し。なんとなくベッドルームの方を見ると、明るかったベッドルームが日陰になったようだ。
外を見てみようと障子とガラス窓を開ける。日が大分傾いて、隣接する施設(何だかわからない)の向こう(多分、駐車場や総湯のある方角)の山の木に隠れて木漏れ日状態。かなり涼しく感じる。よく見ると木の梢に無数の白っぽい斑点。何だろう。さらに目を凝らして、ビックリ。動いている。鳥だ。100メートくらい離れても区別できる程度に大きい鳥。首が長い。となるとシラサギか。どうやら、それがコロニーを作っているようだ。窓を閉めているときは聞こえなかったが、鳴き声もよく聞こえる。宿に着いて玄関前で写真撮っている時には気づかなかった。スマホを見直してみるとしっかり写っているではないか(笑)。
iPadでちょっとググってみる。そこでまたビックリ。なんと姫路城のある姫路市でもサギ集団の被害(騒音やフン)を受けているとの記事。サギは町のシンボルということで対策に難儀しているらしい。なんとも皮肉なことだ。(画像引用元:FNNプライムオンライン)
いわずもがなだけど、世界遺産の姫路城。その優美な姿から別名白鷺城とも呼ばれている。確かに水辺に数羽くらいなら白くて大きくてきれいな鳥ってイメージ。でもこの数(少なくとも100羽)となると優美さとは程遠い。野生の生物との共存はかくも難しいものであるか。後からフロントにも確認してみよう。
そうこうする間に奥方の御帰還。食事時間が近づいていることもあって、風呂は空いてよかったとのこと。それは、よかった、よかった。窓を開けて奥方にもシラサギのコロニー発見を報告。あまり興味がなさそうで、ちょっと残念。
さて、そろそろ我々も夕食の時間。夕食の場所は夏の館の4階だ。ちかくのエレベーターで上がれば4階にも連絡路があって食事処に繋がっている。
食事処の名前は「泰澄」。粟津温泉を開いた大師の名前だそう。宿泊の部屋ごとに半個室のテーブル席。それぞれの出入り口に色違いの暖簾をかけて見栄えよく目隠しにしている。
案内してくれるのは若い仲居さん。外国の方のようだが日本語がうまい。料理の説明では、さすがに所々に不鮮明な言葉。それも愛嬌だ。しっかり、お品書きとは別に料理の説明書きも用意してくれている。
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