2025/11/20
2025/11/19
温泉ひとりたび日記 第10回「法師温泉 長寿館」2025.11. 11 - 12 (中編)
こんにちは。ナッツとココです。今回も群馬みなかみの法師温泉「長寿館」の続きだよ。
とりあえずクマに遭遇しないで散策できてよかった💓
ちょっとロビーが混みあってきたみたいだけど。やっぱり人気の宿なんだね。このあとはいよいよ本館20番の部屋。楽しみだね💖
フォトギャラリーもみてね!
* * * * * *
法師温泉 「長寿館」 (中編)
~ 期待を裏切らない20番と温泉。 予想を裏切ってほしかったカメムシ~
散策を終え、宿に戻るも部屋に入れるまで、まだ30分以上待たなければならない。とりあえず玄関を上がり、すぐ奥のロビーの空いている椅子で一息。ちょっと手持ち無沙汰だ。向かいの喫茶カウンターを見ると、コヒーを飲んでいる人が数人。浴衣姿の欧米系(多分)のお兄さんもいる。日帰り入浴時間は終わっているから連泊の湯治⁉ ヤルネー、お兄さん。(写真は後から撮ったもの。手前が売店。その奥がカフェになっている。)
我も何か飲みたい。宿のHPで、地ビール飲めるようになりました的なお知らせを見た記憶。確かそれがオクトワンだ。冷蔵ケースにそれっぽいのも見える。よしッ、決めた。
スタッフは客の受付で忙しそうで、「ちょっと待ってくださいね」の返事。忙しいところ恐縮。
しばらく待っても来てくれなさそうな感じ。様子を見て再度おねえさんコール。「アッ、そうだったっけ」的な反応。「お待たせしましたー💗」。オーダーを聞いてもらえた(笑)。
おねえさんからIPAの乗ったトレイを受け取る。月夜野の道の駅で買ったのは缶。こっちはボトル。同じオクトワンのIPAだけど、ずいぶんラベルの絵が違う。浴衣のお兄さんの横に座り、グラスに注いで色と香りを確かめる。記念写真もパシャリ。そして一口、ゴクリ。IPAらしい柑橘を思わせる風味。よかった。おいしい。
これがボトルの ’OCT ONE’ 「オクトワン」。
奥利根(OKUTONE)を
ちょっと捻ったネーミング(多分)。
さて、ビールの残高がゼロになったところでちょうど15時。年配の仲居さんが声をかけてくれた。
仲居さんの後に続いて、玄関からあの有名なポスターの前を通って
右側を見ると、ゆかいな仲間たちが迎えてくれている。
そこを回れ右して階段を登って
扉を開けるとまずは踏込み(玄関)。さらに障子を開けて次の間へ。
踏込みはこんな感じ
左:廊下から
右:次の間から
踏込みから次の間を覗く。おーッ!
お茶を淹れようとしてくれたけど、ビールを飲んだばかりなので丁重に辞退。
まずは食事の説明。二食とも時間になったら食事処に出向くことになっている。夕食は18時に、明日の朝食は7時半にお願いした。
そのほか風呂の時間割や注意事項など一通り口上が終わって、「ほかに何かお聞きになりたいことはございますか?」と仲居さん。
ならば「浴衣は着替え用にもう一枚借りることができますか?」と聞いてみた。すんなり「できますよ」との返事。ヤッター!
もう一つ、抱いていた懸念について確認しておきたい。
「この時期はカメムシが多いって話を聞いたんですが、この部屋もカメムシ入ってきますかねー?」
「そうですねー。こんな山の中で、建物が古くて、窓も隙間が多いですからねー。出てきたら、これ(ガムテープ)で取ってください(笑)」。
こんな感じの会話をしながら、床脇の棚の上のガムテープの使い方を御教示いただいた。 まぁ、承知して来たんだから、しゃあない。
持参したスプレー(写真)を窓枠や網戸に散布してカメムシの侵入を防ぐ戦法だ。
本間10畳、次の間6畳でなかなか広い部屋だからちょっと手間だけど、快適に過ごすためには、そのくらいはしゃあない。
カメムシには忘れられないイヤな思い出がある。高校生の頃、ヘアードライヤーの中にいるのに気づかずスイッチオン。吹き出し口の熱線で焼けたのが飛び散ってとんでもないことになってしまった(笑)。
そんなことを思いだしながら散布完了。これでカメムシ対策はカンペキ、、、だといいんだけど。
さて、部屋の鑑賞は後からゆっくりすることにして、とりあえず風呂へ行こう。この時間に野郎が入れるのは文化財にもなっている「法師の湯」。それと「長寿の湯」の二つ。そのほかに「玉城の湯」があるが今は女性時間だから入れない。
浴衣に着替えて出発。風呂場は1階の売店前の廊下を抜けた先にある。
「法師の湯」はここ(写真)を右に曲がった廊下奥。「玉城の湯」はさらにその奥。
ここを左に行くと「長寿の湯」だ。
途中に清水の飲水所がある。
(飲泉ではない)
まずは「法師の湯」から。ここ(写真)が入口。ちなみに法師の湯は混浴だけど夜の2時間だけは女性専用になるとのこと。
この先は写真撮影不可。以下の画像は宿のHPから借用。
さすが人気の湯。独泉できるはずもなく、10人くらい先客がいる。洗い場はないので掛け湯して入る。湯はぬるめ。浴槽の底に敷かれた玉石の間から源泉が湧いている。静かに浸かっていると、湯が吹き出している感触が分かる。仕切りの丸太に頭を乗せてプカプカ。天井の梁がよく見える。なるほど、すばらしい湯屋だ。
以上、法師の湯。
続いて、長寿の湯へ。一段下がったところに看板と暖簾(写真:左)。その先が入口。
以上、長寿の湯。
湯上りで身体ポカポカ。となれば、部屋に戻って一杯やりたい。
来る途中で調達したビールは全部で10本くらい。さすがに宿に持ってきたのは、その中からチョイスした数本。風呂に行く前に踏込みにある冷蔵庫に入れて熟成中だ。
選択肢はオクトワンIPAとエイリアンとYonaYonaの三つ。どれも美味しいが、もう一度オクトワンIPAをいただくことにする。
なにしろ普段飲めないビールだからね。こういう特別な場所で飲むのに相応しい。
冷蔵庫から取り出し、プシュッとタブを開けてグラスに注ぐ。さっき、カウンターで飲んだけど、やっぱり美味い。こんな部屋で飲めるなんてシアワセ。
さて、鑑賞会を再開しよう。
まず、本間10畳だ。
本間 (数寄屋風書院造)
部屋の雰囲気に合っている
床の間 壺かな?
よく見たら"こけし”だった(笑)
床脇
黒電話がある。外線も使えるらしい。
棚の上にはカメムシ捕獲用ガムテ
障子の組子はまだ新しそう。
意匠は何だろう。山かな?
窓を開けると、なんと組子と同じ風景。ヤルネーっ!
柱に何やら説明書が掛かってる。
これは与謝野鉄幹・晶子夫妻が宿泊した部屋との記載。そう、この20番は詩人・与謝野夫妻が宿泊した部屋。宿のHPでもそれを前面に出して紹介していた。
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前にも書いたが、長寿館は泊まりたいリストの上位にあった宿。泊まるならリニューアルしてない本館がいいと考えていた。
でも、宿のHPで部屋の紹介を見ると本館は「全室トイレなし」との記載。ウーン、寒い時期、部屋にトイレなしはツライい。別館は「全室トイレ付き」。
本館をあきらめかけたが、宿泊プランをよく見ると、この部屋は趣はそのままに最近トイレ洗面のみ新設したとあるではないか!
与謝野夫妻とか詩に興味があるわけじゃないけど、写真を見る限り、好みの部屋っぽい。お一人様もOKになってる。でも、ちょっとお高い。少し悩んだが、今年も残りわずかだし、今回は追加料理頼まなきゃギリ予算内。なら、「この部屋一択だ」ってことで、勢いで予約した次第(笑)。
与謝野夫妻は3泊して、
詩も詠んでくれたらしい
これも本間に掛かっている額。
与謝野夫妻の詠んだ詩の短冊だそう。
この20番はすべて好みだが、なんといっても天井が印象的だ。
次の間から見た踏込みの天井
次の間
梁と横木(板)が見事
本間から次の間
本間(左)と次の間(右)
天井の意匠(構造)が複雑。両側から傾斜があり中央が高くなっている。素人なので定かではないが、船底天井というのかな?
天井ばかり見てると首が疲れる。今度は建具の鑑賞。障子の意匠もステキ。
続いて広縁に出てみる。
窓の外だからこの時期はもう寒い。座って寛ぐなんてこと、到底無理ゲー。
カメムシの変死体もころがっている。やっぱりいるんだねー。
本間側と次の間側に敷居がある。
ってことは、20番は元は
別々の二部屋ってことかな(多分)
いい景色。
寒くなかったら酒を飲みながら
のんびりしたい感じのスペースだ。
テーブルの彫り物
寒いので室内に戻る。
その他の見どころ。
床脇の障子窓の横の節穴
イイねっ!
節穴は他にも数か所。
次の間には布団の押し入れがあるがその手前の板敷に不自然に折りたたんだ茣蓙(ござ)が置かれている。その正体は?
めくるとこんな節穴が登場。
結構デカイ穴。
あえて、埋めないでありのまま。
(イイねっ!×2)
この部屋は最近リニューアルしてトイレ洗面完備。
窓の組子のデザインも
機能も言うことなし。
洗面はモザイクタイルがステキ!
以上、20番の鑑賞会 閉会。
よーし、次は館内探索だーッ!
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